デッド・グリムリッパー
この世は生き地獄だった。いつかくる死を目指しながら歩く。退屈な日々が過ぎてゆく。そんな俺にはゲームだけが救いだった。プレイすれば主人公になれる。人生が退屈な俺にも異世界への扉を開けてくれる。それがゲームだった。だったのだ……。ある日を境にそれは一変する。
”願いが叶うゲーム”
そう触れ込みがあった。その全貌も何も知らなかった。偶然プレイすることになったが、今思うともっと必死に抵抗すべきだった。だって、このゲームは敗者には死を与えられる”デスゲーム”だったのだから。
ある日突如としてネット上に現れたバーチャルリアリティゲームデッド・グリムリッパー。そのゲームをクリアした者にはなんでも1つ願いが叶えられる権利が与えられる。最初は誰も注目しなかった。しかし、ある日を境に注目される事になる。ゲームプレイヤーが謎の変死体として発見されたのだ。この時より、このゲームへの注目が集まることとなる。しかし、これまでクリアした者は1人も現れず、プレイヤーはどんどんと変死体となって発見されるばかり。被害は収まるばかりか広がる一方だった。そして、警察はこのゲームのサーバーを閉じようとしたが出来なかった。このゲームをプレイしないようにと注意喚起することしか出来なかった。そんな中、俺はいつものように学校へと向かう。
そして、いつものようにカツアゲされていじめられた。俺には友達がいた。だが、この日、いじめが原因で死んだ事を知った。そんな俺にいじめっ子達はこう言った。
「お前ゲーム得意なんだろ?これやってみろよ!」
それは”デッド・グリムリッパー”だった。断った。だけど、いじめをやめて欲しければこのゲームをクリアして見せろと言われた。無理やり家までいじめっ子はついてきてバーチャルリアリティコンソールの電源を入れる。無理やりゲームにインさせられたのである。こうして、デスゲームに向き込まれる事になった俺はこの地獄を生きる事になった。
プレイヤー同士の殺し合い。それこそがこのゲームの全貌である。




