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街に着く少年


「ふ〜んふふんふ〜ん♪」


少年は鼻歌を歌い笑顔で歩いていた。


「あっ...道がある!」


川沿いを歩いていた少年は踏み固められた道を見つけ、小走りで駆けて行った。


「う〜ん、よし!...やっと帰れそうかなぁ...」


道に出た少年は大きく伸びをし道の先にぽつぽつと見える屋根を見て笑顔で歩き始めた。




「えっと...どうしよう」


少年が屋根の見える方へ向かって歩いて行くと木で出来た門の様なものが見え、一人の人間が槍を持ち門の横にもたれ掛かり俯いていた。


「ぐぅ...ぐぅ...」

「寝ている...のかな?...勝手に入っちゃダメだよね...」


少年は初めて見る本物の槍に怯えながら小さく声をかけた。


「すみませ〜ん...」


ぐぅぐぅと眠っていた人はビクッと跳ねた様に姿勢を正し、大きな声で答えた。


「居眠りなんぞしておりません!!」

「ひぅ!...」


大きな声で答えた人は周り見渡し小さな声の聞こえた方を見て大きく息を吐いて語りかけた。


「ふぅー、どうしたー?子供が1人で勝手に外にでたらだめだろう?特にこっちは外に繋がる森だから来ちゃいけないよ?」


男はしゃがみ、少年の頭をポンポンと叩きながら優しく語りかけた。


「あの!えっと...ってうひゃぁ!」

「さぁ帰った帰った!」


男は有無を言わさず両手で抱き上げると中に入って行った。



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