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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

財閥令嬢天王寺アイル

作者: 明地雫

縛りワード 感情表現 とんこつスープ ポニーテール


天王寺財閥の令嬢である天王寺アイル(てんのうじあいる)はお嬢様学校、ファビュラス女学園の生徒である。


高飛車な性格で他者を寄せ付けないところがあるがクラスメイトの品川羽美しながわうみ

は気にせずにアイルに近寄って話しかけてくる。

まんざらでもないアイルは羽美だけに馬気を許していた。

そして今日はなぜか一緒にラーメンを食べに行くことになった。

『らーめんですって?そんな庶民の食べ物、生まれてこの方食べたことがありませんわ?』

『ラーメンをなめちゃだめだよ!アイルちゃん。すっごいんだから』

ラーメン屋につき、券売機で羽美おすすめの極上とんこつラーメンを2人で注文。

紙エプロン、そしてシュシュをアイルに渡す羽美。

『まぁ、髪がスープにかからないようシュシュも用意されてるのね。庶民のお店にしてはなかなか気がきくじゃない』



『でしょでしょ!』

長い髪をシュシュで結える羽美


店内ではAKB48の名曲『ポニーテールとシュシュ』が流れている


羽美さん…なんてキレイなうなじをしてるのかしら…ハッいけないわわたくしったら…何を見惚れて…


『んー♡美味しーっ‼︎♡』

店内に響き渡る羽美の声。


美味しそうな顔で食べてる羽美さんもステキ…ハッ!

『ゴホン!羽美さん?こうゆうのは黙って静かに食べるものですのよ』


と、とんこつのスープを一口啜るアイル。


『⁈⁈‼︎』


な、なんですのこの味わったことのない

濃厚な味わい…

魚介の旨味がほのかに香り、喉にまったりと絡みつくようで…それでいてしつこくなく、メンマはコリッとした歯応えでスジが引っかかることもなく食べやすく、味玉子は半熟とゆで卵の絶妙に中間…パスタに喩えるならアルデンテですわ!真っ赤な黄身は黄身の名は…喩えるなら太陽に吼えろの夕日のようですわ‼︎

そしてネギの青い草原が絶妙なアクセントを奏でて…他にもとろけるようなチャーシュー‼︎ニンニク…海苔…etc‼︎

これはまさしく…旨味の宝石箱ですわ…‼︎


…………


『アイルちゃん…全部声に出ちゃってるよ…?』


『ハッ!!』


『アイルちゃんて、感情表現ゆたかなんだねー』


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― 新着の感想 ―
[良い点] 某駅名をいじると、ちゃんと令嬢っぽいお名前になるのがまず笑いました。 アイルちゃんの食レポ能力はグルメ番組でもやっていけるレベルですね。
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