眠れずにいると、きのこさんが、565字の旅好きなラプンツェルの童話をおはなししてくれました。
「おかあさん、おやすみなさい」
「おやすみ、いい夢を」
おかあさんが、わたしの頭を撫でて、ぽんぽんとお腹の辺りを軽く叩いて、そっと部屋を出て行きました。
お布団には、お気に入りのうさぎのぬいぐるみも一緒。
でも、まだ眠くない。
「…おはなし、して、って言えば、よかったかな」
幼稚園でもおねえさんの組になったんだから、ひとりでも眠れるもの。
うさぎのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめて寝返りをうちました。
すると、
「眠れないなら、アタシがステキな童話を聞かせてあげましょうか?」
枕元に生えたきのこが、童話のおすすめをしてきました。
「きのこさん?いつのまに?」
「おや、案外驚きませんね。へえ。じゃあ、お嬢ちゃんには、旅に出かけたくなるステキなお姫さまのお話をしましょうかね」
「お姫さま?」
「ええ、髪のながいなが〜いお姫さまの話ですよ。きっとあなたもラプンツェルを好きになりますよ。」
《レビュー作品》
「地球7周半のラプンツェル」
https://ncode.syosetu.com/n0807gt/
これも、レビュー読むより作品読んだ方が早いです。
しいたけ様作品の童話は、短いのに色々入っているので、レビューが難しいです。
読み取った後に他の方の感想を読むと、それもあるかなど視点がひとつで終わらない。
最大公約数になる言葉をレビューに入れておすすめするのが良いのかなぁと思った結果のレビューでした。
あやしいレビューと、一応色々考えてますよの解説をお読みいただきありがとうございました。