6.仕事の休憩中にトイレへ行くと、きのこが掃除のおばちゃんにおすすめレビューをしていた。
梅雨の晴れ間。
久しぶりの青空と真夏日の気温に負けて、水分を摂りすぎた。
僕は仕事の手を一度止めて、トイレへ向かった。
扉を開けると、きのこが掃除のおばちゃんに、おすすめレビューをしていた。
「どうです?マダァム。このようなお話。」
「あら、やだ。忘れ物しちゃダメよぉ。」
「いえいえ、その忘れ物から物語が始まるのです。」
僕はそのまま用を足すべきか迷った。
その躊躇が命取りだった。
おばちゃんは、きのこから僕へ視線をうつすなり、
「ねぇ、あんた、スマホ持ってんでしょ?一緒に読みましょうよ。」
腕を掴んで話しかけてきた。
「いえ、あの。」
「えぇ、マダァム。その人は、スマホを持っておりますよ。あたしゃ、知ってますよ!」
「そう、なら出しなさいよ。」
「え、いや、そのトイレ」
「1,403字読む間だけ、スマホ出せばいいんですよぉ。」
「さ、あんた一緒にオバチャンが勇者になる話を読むのよ!」
《レビュー作品》
「トイレにエクスカリバーを忘れたら、掃除のオバチャンがガムを剥がすのに使ってた。」
https://ncode.syosetu.com/n7002gt/
pv数の伸びが良かった記憶があります。
タイトルにファンタジー要素があるからなのでしょうか?それともトイレ?オバチャン?
タイトルにあるオバチャンを絡めてレビュー出来たので、こんな感じの作品どう?とレビュー出来たのではないかと思ってます。
実際は読んだ方は、どう思ったのかは分かりませんが。