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3.帰宅して靴下を脱いだら、きのこが死んだ目でおすすめレビューをしてきた。

 帰宅後すぐに、雨に濡れた靴下を脱ぎ捨てて、振り返ると死んだ目をしたきのこが僕を見ていた。


「アンタ、あれだけ言ったのにまだ読んでないんですか。」


 とても不本意そうに靴下から生えているきのこが言った。


「いや、そのスマホの充電が切れてて…」

「充電しますから、ほら。」


 きのこは自らの体に僕のスマホを差し込むと、画面を開いた。


「アンタでも、昔話の鶴の恩返しなら、知ってるでしょ。ホームレスに『覗いてはいけません』って言えない鶴の話ですよ。」


「何ですかその話。」

「気になるなら読んで下さいよ、もお。たった755字で心温まるんですよ!あたしゃ、アンタの所ばかりに来るわけにはいかないんですよ。」


 死んだ目できのこにガチギレされた。


「これ、読まなかったら、会社のロッカーにきのこ生やしますからね。赤っ恥ですよ。」


 そう言って死んだ目のまま、きのこは玄関のドアから、雨の中へ消えて行った。


 

《レビュー作品》


「相手がホームレスなので「こっち見んな」が出来ない鶴の恩返し」


 https://ncode.syosetu.com/n4121gx/


童話だけど、さらに短い短編。

正直、レビュー読むより本文読んだ方が早い…けれど、転載は出来ない…。

じゃあ、きのこにレビューさせよう。

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