表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者パーティー追放~仲間の状態異常しか治せないスキル「聖域」しかもっていないことで追放されたが、スキルが覚醒していつしか俺が勇者と呼ばれるようになり、お姫様と婚約して人生の勝ち組になった件  作者: 夢見叶
第2章学園編 第三部 王都での戦い

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

63/64

第六十三話 遭遇

 俺が先へと急いでいると、何かが壁にぶつかるイ音が聞こえてきた。


「なんだ?」


 何かとは思ったが、住人が悪魔族に襲われていたらと考え音のした方へ急ぐ。

 すると、壁に衝突して意識を失っているゼルドリスにそれ以外のメンバーもいる。

 そして、その先には五人の悪魔族達。

 ラミア達は何を呑気に悪魔族に背を向けているんだと思う。

 いくらゼルドリスが心配でも今は戦闘中、そんな隙だらけの姿をさらしてどうするんだよと心の中で突っ込んでしまう。

 そして、やはりと言うか、何と言うかラミア達に出来た隙をついて悪魔族達が攻撃を仕掛けてくる。

 流石に見逃すことも出来ないと思った俺は、ラミア達と悪魔族との間に入り攻撃を受け止める。


「お前らはいつもそうだ」


 その言葉に驚いているのか反応がない。


「あの出来損ないを連れて早く逃げろ! ここにお前らがいても邪魔だ!」


 俺の声に反応を示すラミアは、


「急に出てきて何を言っているのよ! それにこんな雑魚達くらいゼルドリスが居れば余裕なのよ」


 何をバカな事をいっているんだか。

 既にゼルドリスは悪魔族から受けたダメージと壁にぶつかった時の衝撃で完全に気を失っている。


「あいつは既に気を失っていて戦えないぞ」

「何を言っているのよ! そんなわけないでしょ!」

「なら何故起きない」

「そ、それは……」

「それにあいつが気を失っていなくても同じだ。あいつでは悪魔族の一人も倒すことなどできないからな」


 俺は悪魔族の攻撃をいなしながらラミア達と話す。


「あなたみたいな無能に何が分かるのよ!」

「俺が無能ね、なら無能以下のお前達は何なんだろうな?

「……」

「学園の闘技場での戦い。あの時襲ってきたのもこいつら悪魔族だ。あの時もゼルドリスは何もできずに無残にやられた。結果後始末をすることになったのは俺だ」

「……」

「お前らは邪魔にしかならいんだ! だから早く学園に避難しろ!」


 俺は怒りに満ちた声で言う。

 その声に対して、何も言い返してこないラミア。

 大人しく言うことを聞いてくれる気になったかと思ったら、


「ゼルドリスはこの世界を救う勇者なの、あなたとは違うのよ! あの人が覚醒したらあなたなんかに負けないのよ!」

「そうか、そうなればいいな」


 それだけ言って後、俺は何も話さず悪魔族へと突っ込んでいく。

 その間一回だけ背後を見るとラミア達がゼルドリスを介抱しながら俺の事を睨みつけてきていたが無視することに。


「これでやっと集中できるとは言っても後は三体だけなんだけどな」


 先ほどラミア達と話ている間に二体倒していた。

 残すは残り三体。

 強さは女性二人を救う時に戦ったやつらと大差ない。

 この程度なら余裕で倒せる。


「後は魔法で倒すか、丁度後ろであいつらが見ているしな」


 俺は、雷と火の魔法を用意する。


「ライトニングランス! ファイアーランス」


 それぞれ三本ずつ、これだけあれば余裕で倒せる。

 少しオーバーアタック気味ではあるが、まあいいだろう。

 

 俺の魔法を見た悪魔族達は少し危険を感じたの少し逃げ腰になっている。

 だが、逃がす気など毛頭ない。


「終わりだ」


 その言葉と同時に六本の槍を悪魔族に向けて放つ。

 特性上、ライトニングランスの方が早く命中する。

 それによって倒される悪魔族、体がしびれてしまう悪魔がいたが、もう一つファイアーランスが命中することで倒した。

 これで南門へ向かう道中にいる悪魔族は殲滅。


「後は外にいるやつらを倒すだけだな」


 俺は南門へと向けて歩き出す。

 この時、背後にいるラミア達に何かを言われるのではと思っていたが何も聞こえてこなかった。

【※読者の皆様へ、とても大切なお願い】


本日、めちゃくちゃ力を入れた最新作を投稿しました!


タイトル:最強賢者のRe:スタート~魔法を極めた賢者は、転生して最強の勇者を目指します~


URL:https://ncode.syosetu.com/n7922hi/


この下↓にあるタイトルを押すと、作品ページに飛べます!


絶対に損はさせないので、ぜひ一度読んでみてください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 主人公が無能っていうのは当たっていると思うけどね。おに いくらなんでも問題を放置しすぎでしょ。偽勇者を助けたせいで無駄なトラブルが起きているのにまた余計なことをしたしw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ