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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

私の前を去る人

作者: シサ

 誰もいない私はつくる。


 一人目は、

 私を進ませようとした。

 私は耐えきれず、首を絞めた。

 悲しそうな微笑み覚えてる。


 骸を抱えて、立ち尽くす。



 誰もいない私はつくる。


 二人目は、

 私と共に夢を語っていた。

 私は叶えようと、手を取った。

 嬉しそうに歩く姿を覚えてる。


 猫のように隠れて死んだ。



 誰もいない私はつくれない。


 二人の骸を

 背負い歩き続けることを選んだから。

 私であるために。夢を叶えるために。



 誰もいない私はもう、つくらない。

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