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第九章 現在の生活 九ー6山形は温泉天国
山形は温泉天国
体のどこかが痛ければ温泉に行く。どこも痛くなくても温泉に行く。風呂は好きではないけれど、温泉は好きである。のんびりとつかっていると、心身ともに休まるのだ。
Kはいまでも休日には、日帰りで温泉入浴を楽しんでいる。近くの温泉に一緒に行ってくれるのは、おくさんである。もちろん車の運転はおくさんがする。おくさん様様である。
山形は温泉天国である。すべての市町村に温泉が湧いている。わたしも毎週土曜日か日曜日の午前に近くの温泉につかりに行く。自宅から車を運転して十数分もすれば温泉に入ることができる。十数分の圏内に異なった泉質の温泉場が東西南北にあるのだ。入浴代も190円から390円までの範囲で、非常にリーズナブルな価格である。夏は山の温泉に行き、冬は平地の温泉につかる。温泉につかっていると、たまに大学の教職員に会うことがある。裸の付き合いである。このように山形は温泉好きにはたまらない土地なのだ。




