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200文字小説集 vol.2

雛飾り(200文字小説)

作者: 日下部良介

 結婚して家を出た娘が突然やって来た。

「ねえ、ひな人形あったでしょう?」

「どうしたんだ? 急に」

「3月3日にうちでお茶会やる事になったのよ」

 そこに雛人形を飾りたいと言うのだ。


 娘が生まれると、僕たち夫婦はすぐに雛人形を購入した。

 初めての子だったので奮発した。

 娘が嫁いでからはずっと物置にしまってあった。


 僕が車で運び、妻が娘と飾りつけをする。

「早く孫の顔が見たいな」

「実は…」

 照れくさそうに娘が妊娠を告げた。





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― 新着の感想 ―
[一言] 素敵なご報告じゃないですか。 雛人形は、幸せも運んできてくれるんですね。 きっとこのお雛様は、代々こうやって継がれていくのでしょうね。
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