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恋勉。  作者: 恋文 あお
1/4

・先生・

恋文あおです。今回初執筆初投稿でございます!

一文でも読んでいただけるものならとても嬉しいです。これから始まる「恋勉。」、どうか暖かい目で見守ってください。


私は『禁断』の恋に落ちてしまいました。

14年間、今まで本当に好きな人に出会うことは一度もなかった。そもそも恋をしたい!と思うことすらなかった…。

…なのに。


「わ、私はっ先生のこと…」



・先生・


中学3年生になった春、新任式。ステージの上の1番角の席に座っている1人の新任教師と目が合った。クルクルな髪型をしていて、見るからに個性的だと私は思った。私が首を傾げて見せると、ニッと笑顔を見せる。

「…変なの。」

小声で呟いた。

『次は、今年から教師を始めることになった、佐蔵(さくら) (まもる)先生です。先生、どうぞ前に。』

佐蔵護?…聞き覚えのある名前だった。私は必死に思い出そうとするがとうとう諦めた。

「えー、佐蔵護です。私は今年から教師を始めるにあたってとても緊張しています。ですから廊下などで出会った際には気軽に挨拶してほしいです。あ、3年生の英語を担当します。よろしくお願いします。」

体育館のあちこちからパラパラと拍手が鳴り、佐蔵先生は席についた。やはり、思い出せない…なんだっけ…


新任式が終わり、体育館から生徒達が退場していく。

「ねぇ、満月(るな)!さくら先生カッコよくない!?私会ったら声かけちゃお〜!」

立ち上がろうとしたら後ろから親友の、杏奈(あんな)に話しかけられた。

「う、うーん。どうだろ、私あんまり見てなかったからよくわかんない。」

こういう場合、だいたい杏奈は話が長くなる。私は曖昧な返事を返す。

「んもー!実はめっちゃくちゃ気にしてる癖に!」

ギクッ…かなり見抜かれてて私は目を見開いてしまった。

「なんかね、名前に聞き覚えがあってずっと引っかかってたの。それだけだよ、多分勘違い。」

「なぁんだー、つんまんないのー。」

唇をわずかにとんがらせながら足下に目をやる杏奈。

杏奈は本当に可愛いと思う。レズとか、そういうんじゃなくて…本当に読者モデルさんみたいに見える。

うるっとした大きな瞳に、高めの鼻、プルプルな唇…スラッとした足。幼い頃から一緒にいるから慣れたけど、隣にいるのが恥ずかしいくらい可愛い。本人は自覚してないみたいだけど…。


教室にて。3年B組にはみんなの小さな声が飛び交っている。まあ新学期な上にY市立T中学校は生徒数も多いから、3年間いても知らない子が沢山いるのが当たり前。そりゃこんな時期に大声ではしゃぐのは…杏奈くらい。

「担任誰だろー!山田以外なら誰でもいい!」

杏奈とはこれで3年連続同クラスだ。相変わらずうるさい。山田先生は生徒指導担当の鬼ティーチャーとして有名なんだとか。

「ね、私も山田先生は勘弁かな。」

ははっと2人で笑っていると、急に教室のドアが開いて…


「今日からB組の担任をします。佐蔵です。」


いかがでしたでしょうか…。まだまだこれからといった感じですが、次回、ドキドキ急接近しちゃいます。

お、お楽しみに笑

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