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王道嫌いの薬師は異界で神を嘲笑す  作者: N氏
【壱の章】薬師は異界を睥睨す
6/9

第伍話 英雄の苦悩は何を切り捨てるかであり薬師の苦悩は何を救うかである

今回は後半かなり暗い&短いです。

ご注意を。

 賠償金の相談をし終わってから眠っている少年を背負い俺はギルドから出た。

 まあ、金は欲しい、俗物なんで、果てし無く何処までも。

 ともかく、今回は吹っかけるだけ吹っかけたかったが生憎、通貨価値が分からないためお任せにした。

 結果、きちんと協議の末渡したいということで一旦保留。


 あと、今回の報酬は元Bランクにしては安いらしい、それでも中流の家庭が元の世界の半年でも稼ぎきれない位の金額はあるそうだが。

 そして、報酬を貰ってから分かったことが一つ。

 この世界の金銭は非常に複雑である。

 まさしく、国が違えば通貨も違う、ここ、アイゼリクでは『ロット』という通貨が基本的に使われているらしい。

 このロットは十種類あり、白ロット、金ロット、銀ロット、銅ロット、黒ロット、紅ロット、蒼ロット、翠ロット、橙ロット、透ロットである。

 価値は白が一番高く、透が一番低い。

 六角形の結晶みたいな物だといえばいいだろうか、少なくとも金属ではない。

 色はまさしくそのロットの前についている色である、あ、透ロットは透明です。

 で、そのロット十枚で一段階上位のロットと同価値らしい、透ロット十枚で橙ロット一枚と同価値ということ。

 つまり、白ロットにいたっては透ロット十億枚分の価値がある。

 これは透ロット十枚で一日の食費をあがなえると言えばどれだけの価値かは分かるだろう、それ以外の出費は無しで最低限の食事という条件下でだが。

 それで、一日に透ロット百枚、つまり翠ロット一枚あればかなり高水準の文化的な生活が送れるそうだ。

 尤も、元の世界の月計算で行くと三十日を一月として計算すると三千枚、実に蒼ロット三枚が必要となる。

 この世界の物価の基準が分からないため元の世界の通貨価値に変換することはあきらめた。

 そして、今回の報酬は紅ロット三枚、実に透ロット三万枚分の価値がある。

 まあ、それだけ一気に貰っても困ることは困るが、今日中にこの内大半は使い切るつもりだ。

 金は持っていれば嬉しいが、豊かにはなれないのでな、使うべきときに使う、金は使いどころを間違えたらこの世で一番恐ろしい毒になる事もあるが、今回はその心配は無いだろう。


+=+


 俺は町の中でも特に安くも、だからといって高くも無いしサービスも普通、故に空いている宿を借りることにした。

 いや、格安の宿は人が多いし割高の宿ならこんな黒ローブは泊めないだろう、少なくとも俺ならそうする。

 宿の女将と言うべきか、ともかく宿のカウンターで頬杖をつきながら寝ていたまだ若いであろう栗色の女性を揺り起こし一室を借りる。

 こんな昼過ぎから宿を借りる人がいるなんて珍しい、そもそもこの宿を択ぶ人が珍しい、そう言われはしたが。

 そこで少年を預け、俺は街へと繰り出した。

 あ、宿代は後払いだそうです、無用心なんだか何なんだか……。


 住宅の立ち並ぶ居住区から出て、ありとあらゆる店の立ち並ぶ商業区へと出た。

 商業区は活気がいい、夕方だというのに道にありとあらゆる屋台があふれ食物の匂いで充満している。

 いや、むしろ夕方だからというべきかもしれない、掻き入れ時なのだろう。

 そんな中、俺は一軒の金物屋に入る。

 人の疎らな店内で、店員は新たな入店者、俺には目もくれずただカウンターに置かれた帳簿らしきものを睨み付けていた。

 店員の女性は赤……、というよりも橙、朱金色の髪をぼさぼさと掻きながら眉間にしわを寄せている。そこまで酷いのか? ここの経済状況は。

 まあ、煙突がある事に大量の薪が店の裏に積まれていた事から工房も兼ね備えてはいるみたいだしそこそこの質で安いのだろうと思って入ったのだが……、見当違いだったか。

 そう思い、店の外に出ようとする俺を唐突に店員の女性が呼び止めた。


「ま、待ていっ! そこの黒ローブ! 何をお買い求めになるつもりだった!」


 いろいろ破綻してる、言語的に、おかしいな、カミサカからの言語チートがそう簡単に壊れるわけ無いんだが。

 ともかく、それを無視して出ようとしたら女性がすばやく駆けてきて腕をグシッと掴まれる、結構痛い。

 まあ、そこまでされたら答えてあげるべきかと俺は思う。


「鋼糸……、鉄で出来た糸だ」


 元の世界ではワイヤーと呼ばれる代物、それを俺は探していた。

 俺の言葉に反応し、女性はすぐさま店の奥へと消える。

 しばらくして女性が持ってきたのは様々な太さ、長さの鋼糸であった。

 細いものは0.1mmから、太いものだと2mm程のものがある。

 【解析(アナライズ)】を用いて太さや長さを図りながら俺は様々な鋼糸を買った。

 しめて翠ロット三枚、所持金残高は紅ロットが二枚に蒼ロット九枚、翠ロットが七枚である。

 品質は予想通りそこそこよさげで、値段は相場を知らないからよく分からないがこの品質であれば多少多くとられても別に問題は無い。

 そして買った鋼糸を全てローブの裏に縫っておいた隠しポケットに入れるとその店から立ち去った。

 ちなみに、紅ロットを出したときの店員の驚きようはそれはそれは愉快だった。


 陽が暮れ、夜の帳が下りる頃、俺は若干重たくなったローブのフードで深く顔を隠しながら一軒の酒場に入った。

 別に酒を呑もうと言うわけではない、だが、この世界で俺は酒を呑んでも何の咎めも受けないはずだ。

 この世界では酒に年齢制限なんか掛かっていないらしい、

 まあ、倫理的な面で呑む気はしないが。

 ともかく、入った酒場は大きく何処からか歌と思われる器楽と声楽の音も聞こえ、それなりに清潔ではあった、尤も、それなりであり中では煙草の匂いが充満していた。

 その匂いに顔を顰めつつ、俺はその一種の独特な喧騒の中へと身を投じた。

 酒場と言うものは総じて噂と軽犯罪の温床だ。

 隅のほうの席では明らかに不健康そうな女性が男に枝垂れかかっていたり賭け事が行われていたり……、 ともかく、不健全であることだけは確かであった。

 俺はそんな喧騒には一切目をくれず背もたれの無いカウンター席へと腰掛ける。

 ローブが重く体にのしかかり、ローブの裾が鋼糸の重さでずっしりと下に伸び、裾に引き摺られフードが若干上がる。

 それを片手で深く被らせ直す、視界の上半分が見えなくなる。

 カウンターの向こうに立っているそこそこ年の行った男性は俺の前に静かに移動する。

 「何かご注文は」と、小声で問いかけられ、俺は蒼ロット五枚を隠すようにその男性に手渡す。


「これで店内の奴等に振舞ってくれ、足りなければもう少し出す」


 俺の小声での注文と手の中の半透明の青い六角形のものを見比べ若干彼は顔を引き攣らせたもののそこは商売人というべきか、直ぐに表情を取り繕うと「少々お待ちください」といい、水の入った木のコップを俺の前に置き、店の奥に静かに消えて行った。

 俺は周囲を観察しながら木のコップに注がれているからだろうか、軽く土気のする水を飲む。

 木のコップは年季が入っているのか表面が黒ずみ、つやつやとしている。

 その分、不特定多数の人間がつか……、いや、やめておこう、不衛生な想像はしたくない。

 俺は軽くげんなりしながらまだ水の入っているコップをカウンターに置いた。

 周囲からは特に目を向けられてはいないが、やはり此方を警戒するように見つめる目もある。

 しげしげと見られているわけではないが、やはり勘付く程には素人が見ているのだろう。

 俺は此方を見つめる目を一瞬だけ見つめて直ぐに視線を木のコップへと戻すと言う動作を何度かする。

 これだけで大多数の視線は散らせるはずだ、それでも見つめてくるのは馬鹿か、命知らずか、それとも……。

 それに、不躾な視線がなくなったというだけで俺に気付かれないほど巧妙に見ている奴もいるのだろう。

 しかし、そいつはには好きなだけ俺を見せておく、恐らく、勘の良い奴らはこれが誘いだと気が付くだろう。

 そう、勘の良い奴……、人の情報を売り買いする裏方の人間、情報屋だ。

 普通なら情報屋の目を避けるのがいいのだろうが、今回の計画はそれでは駄目だ、そう、ある程度情報の制限された中で極力印象付けるのが目的だからだ。

 きっと、俺が店内に入ったときから此方を見つめているであろう奴は最低で三人、きっとそれが『俺』というモノを売りにする情報屋の連中だろう。

 人は情報が制限されれば知りたくなるのが道理、事実、俺は黒ローブの不審な人物と言うことしか知られていない。

 だから、奴らは必死に俺を観察する、同業を追い抜かすために、より金を手に入れるために。

 その中、わざと隠すように渡した金銭、しかし、それでも指に隙間を空けて渡した中身を注意深く此方を見つめる奴らは直ぐに理解するだろう。

 蒼ロット五枚、それを軽く出せてしまう黒ローブの不審人物、それだけを印象付ける。

 もちろん、蒼ロット五枚を支払ったことに気が付かなくともいい、むしろ好都合だ。

 情報が知れ渡ればそれだけこの計画(・・)も失敗しやすくなる。

 極度に情報を制限させ、俺を不審で金を持った人物と印象付ける、それでありながらその情報の入手場所も制限させる、これだけすれば非常にある職業(・・・・)のお方に好かれ易くなるだろう。

 そして、俺は少し離れたカウンターに座って一人で酒を飲んでいる若そうな兵士に声をかける。


「すみません」


「は、はい、何ですか?」


 軽く頬を赤らめながら若干上ずった声で返答を返してくる兵士の目は色素が薄い茶色、髪は濡羽色、極度に黒に近い緑であった。

 その東洋的な顔立ちといい、微かに親近感が沸く。


「この街で一番色が豊かで芸術家が尋ねるはどこでしょうかね……」


 隣に腰掛けながら俺は濡羽の兵士にそう問い訊ねた。

 その問いに兵士は若干考えた後、顔に若干下品な笑みを浮かべてこう返した。


「この街は色に乏しくてね、色を求める芸術家はこの街の北西で創作活動に励んでいるよ」


 その答えに、俺は東西南北の概念があってよかったと若干安堵しながら続ける。


「そうか、それはさぞかし多くの花が咲き乱れているのだろうな」


「ああそうさ! まさしく花畑と言うにふさわしい場所さ、蝶は寄り付かない、蜂が多く生息しているけどね」


「なら、蜂に蜜を吸われて枯れてしまった綺麗な花もあるんじゃないか?」


「その通りさ、蜂という奴は様々な地から飛んでくる、中には蜜を過剰に吸い過ぎる蜂、異国の病気を運んでくる蜂、そんな風情が無い蜂は花を枯らしてしまうそうだ」


「もう枯れてしまった花には何がある?」


「いろいろあるさ、花だって永遠じゃないんだから」


「なら……、最近枯れてしまった花畑一の花は何処に根を張る?」


「花畑の一番奥、足を踏み入れる芸術家はかなり少ない場所に根を張っていた、だけど今では日の照り方も変わって日陰で朽ちるのを待つだけさ」


「その花の名前は?」


 そういうと濡羽の兵士は軽く悲痛な色を目にたたえてこういう。


「アリスリアの花さ」


 その答えを聞き、俺は「すまないな」と言うと懐から翠ロットを三枚取り出し渡す。

 ニヤニヤと濡羽の兵士はそれを直ぐにしまう。


「最後に一つ」


「何ですか?」


 ニヤニヤと笑っても下品な笑みを浮かべても一切その言葉遣いだけを崩さない兵士に向かって一言。


「種が良い恵みを生み出すといいな」


 その言葉に濡羽の兵士が無表情になる。


「なんだ、知っていたのか」


「そうじゃなきゃわざわざ声なんか掛けない」


 俺が入店したときから此方を気付かれないように見つめていた男の一人。

 最初は俺も気が付かなかった、しかし俺が蒼ロットを取り出したとき軽く動揺したように見えたのが俺には見えた。

 俺はそれから【解析(アナライズ)】を使い横目で彼の情報と記憶を掠め取った。

 掠め取った、その表現が正しいように軽く上澄みしか読み取れなかったがそれでもいろいろ知ることが出来た。

 この濡羽色の髪を持つ男が情報屋であることも、この濡羽の兵士、もとい濡羽の情報屋が詩的表現、もしくは比喩表現を好むことも。

 ちなみに、先程の問答は全て色事、情事に関する質問だ。

 非常に簡単な表現だが、色が豊か、娼館が大量に纏まっている色町は北西、そこは蝶、女性は狙わず、蜂、男性だけを狙っているため男娼はいない、枯れる、性病を始めとする病気でもはや表舞台に出れなくなった最も綺麗な花、最高級だった娼婦の名前は足の踏み入れる芸術家の少ない、すなわち最高級の娼館に所属していたアリスリア。

 理解できない者にはさっぱり理解できない会話で交わせたのはこの程度、正直に言うと他のそこら辺の人間に直接聞いたほうが安上がりで済む。

 しかし、今回情報屋に聞いたのが意味のある事であった。

 縁故だ、表だけが世界ではない、しかし表にいる人間が裏へと行こうとすれば裏への船頭が必要だ。

 しかも、俺は片方だけに拠るつもりは無い、両方を行き来する、そんな橋を必要とした。

 それに適当なのが、この濡羽の情報屋……、お気楽情報屋とでも言えばいいだろうか、片足だけ中途半端に裏に足を突っ込んだ存在、優れた必要は無い、あくまで、橋なのだ。

 その表と裏を渡す橋、その素質があると見て俺はこいつに声を掛けた。

 もっとも、娼館の情報も必要としていたのは確かだが。


「それじゃあな、兵士さん……、いや、ファルシオさん?」


 俺は濡羽の情報屋の耳元でそう囁くと料理の到着を待つことなく身を翻し静かにその酒場を去った。

 もう十分に情報はばら撒いた、後、どうなるか、それだけが楽しみだ。

 名前は【解析(アナライズ)】で知っていた、それを告げたのは……、軽い茶目っ気だ。


+=+


 俺は酒場を後にした後、完全に日の暮れた町を闇を縫うようにして移動していた。

 向かった先は北西、色町だ。

 色町では篝火が様々な所で焚かれ、夜の街を煌々と照らしあげていた。

 様々な所で女の嬌声が聞こえ、周囲には様々な匂いが混じり、臭いとしか言いようの無い香の匂いがしていた、香水か香木か、俺には判別できないが、それでも交じり合った匂いは極度の不快さを俺に齎した。

 鮮やかな服を着た女が男に媚を振りまき、男はその欲を恥じる事無く表に曝け出しながら目当ての女を捜す。

 中には年配の兵士に無理やり連れて来られたと思わしき生真面目そうな兵士もいて少し哀れに思った。

 俺もそんな道の端、かなり暗いとはいえ篝火のせいで黒いローブは逆に目立つ、しかし外す気は毛頭無い。

 で、目立つせいか不審な格好をしているにも拘らず様々な女の誘惑を受けた。

 あるときは豊満な胸を押し付け、またあるときは体に枝垂れかかる様に、他には体に染み付いた香の匂いをさりげなく嗅がせてきたり、直接的な言葉を使ってきた者も、果てには局部を触ろうとしてくる者もいる。

 だが、俺はそう言う事の為にここに来たのではない、そう思いつつさり気無くかわせばあっさりと娼婦たちは俺から離れていく、俺に固執する理由が無いのだろう。

 しかし、この色町は長い、土地面積的にはそれ程でもないのだろうが異様な雰囲気と威圧するように居住区よりも三倍は高い建物、それに欲をむき出しにする人の波と熱気のせいで精神的に極度に長く感じる。

 いい加減絡まれるのも鬱陶しくなった俺は一本筋の違う道へと入った。

 裏路地と言えばいいのだろうか、そこはまさしく夢の残骸と言うべき風景があった。

 病気に苦しむ者、空腹に怯える者、明らかに目が虚ろな者、裸のまま叩き出された男もいた。

 腐敗臭、人の腐る匂いがする。

 それを感じたのはもしかしたら精神的な人間の腐敗を心が感じ取っただけなのかもしれない、病魔に冒され肉が腐る匂い、死体が腐る匂いを嗅ぎ取っただけなのかもしれない。

 それでも、この裏路地の腐敗臭は精神に酷く圧し掛かってきた。

 しかし、俺は鼻をローブの袖で覆いつつ早足で駆け抜ける。

 たとえ、病気に苦しむ者がいても、飢えた者がいても、薬物に全てを壊された者がいても、救済の手は差し伸べない。

 これだけはただの道徳ではすまない、俺は全てを救えるわけではない、人間、どこかで選別されているのだ。

 その選別方法は様々だ、金、縁、容姿、力、人間はありとあらゆるものの選別に常に掛けられている。

 選別されれば生き残る、選ばれなければ死ぬ。

 この裏路地にいるものは選ばれなかった者達だ。

 そして、たった今『俺』と言う存在による選別からふるい落とされている者達だ。

 俺は何人もいるわけではない、更に、使えないものを擁護する余裕があるわけでもない。

 そう、俺は俺と言う基準を持ってここにいる命を切り捨てている、助けることも出来るのに。

 助けるのは……、英雄、英傑、主人公と呼ばれる人種の仕事だ。

 ここで一人を助けただけで何が変わるのか、更に、助けたことによりこれまで以上の苦難が襲い掛かったり、苦難に陥っても誰か(・・)が助けてくれる、そんな思考を持った人間を残して利になるのか、そう考えてしまう俺には“英雄”になる資格なんて無い。

 もう、何十回もたどり着いた結論に再びたどり着いた俺は自嘲しながら、それでも裏路地を進む、命の『選別』していくのであった。

誤字脱字の報告お待ちしております。

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