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『ギャルエルフ』になった社畜SEの俺、転生先が『バグだらけの世界』だったので『デバッグ』することになりました! 〜ギャルSEの異世界デバッグ!〜  作者: AKINA
フィーチャー5:『天才職人と「ハードウェアデバッグ」!~モニカ誕生へのプレリュード~』
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コミット 188:『クロノスの森の入り口!世界の歪み、魔力異常を観測!?』

エデンへの旅路も、いよいよ終盤へと差し掛かり、私たちは、ついに「クロノスの森」の入り口へとたどり着いた。そこは、古の伝承に謳われる、世界の始まりの場所であり、そして、あらゆる魔力の源泉が眠るとされる、聖域の入り口だった。


しかし、私たちの目の前に広がる光景は、伝承とは似ても似つかない、異様なものだった。森の木々は、まるで苦悶するかのように、その幹を不気味にねじ曲げ、葉は黒く変色し、枯れ落ちている。地面からは、生命の息吹とは程遠い、冷たく、そして淀んだ魔力の瘴気が、まるで霧のように立ち込めていた。


「(なんだ……この、禍々しい気配は……。これが、本当に、聖域クロノスの森なのか……?まるで、呪われた森じゃないか……!)」


私は、エレメンタル・ガードナーを通して、周囲の魔力の流れを感知しようとするが、そこには、正常な魔力の循環はほとんど感じられず、代わりに、不規則で、そして極めて不安定な、異常な魔力の奔流が渦巻いているのを感じた。それは、まるで、世界のシステムそのものが、深刻なエラーを起こし、暴走寸前の状態にあることを示しているかのようだった。


フィリップもまた、彼が持つ精密な魔力測定器の針が、激しく揺れ動いているのを見て、顔をこわばらせていた。


「……ニーナ君。これは、尋常ではないぞ。この地域の魔力の質と量は、これまでに観測したどの場所とも比較にならないほど、異常な数値を示している。何かが、この森の魔力循環を、根本から破壊しているとしか考えられん……」


その言葉は、私たちの背筋を凍らせる。このクロノスの森で、一体何が起こっているというのか。そして、この先に待ち受けるエデンは、果たして、私たちの希望となり得るのだろうか。


世界のシステム全体の不具合は、この聖域の入り口において、その最も深刻な兆候を、私たちに見せつけていた。それは、まるで、これ以上先へ進むことを拒むかのような、絶望的な光景だった。


しかし、私たちは、ここで立ち止まるわけにはいかない。この世界の歪みを正すための、唯一の手がかりが、この森の奥にあると信じて。


「みんな、気を引き締めていこう。この森は、明らかに普通じゃない。何が起こってもおかしくないぞ」


私は、仲間たちに声をかけ、そして、魔導演算ユニットの機能を最大限に活用し、周囲の異常な魔力のパターンを解析し始めた。この危機的な状況を乗り越え、そして、エデンへとたどり着くためには、私たちの持つ全ての知識と技術、そして、仲間たちとの絆が、試されることになるだろう。


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