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ギャルSEの異世界デバッグ!~社畜SEが美少女ギャルエルフに転生して、前世の知識とギャルな見た目で最強の魔法使いに成り上がって世界を救う~  作者: AKINA
フィーチャー4:『魅了の天使と「感情のバグ」~深まる絆と「愛」のプロトタイプ~』

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コミット 112:『魅惑のエンジェルボディ、Fカップにロックオン!?ちょ、ゼフィラさん、そこは触っちゃダメな領域!』

商業都市アルカンシェルで突如として遭遇した、自称「天使の末裔」ゼフィラ。その圧倒的な美貌と、過剰なまでの色気、そして初対面とは思えない馴れ馴れしいスキンシップに、ニーナたちは完全にペースを乱されていた。


特にニーナは、ゼフィラのその蠱惑的な雰囲気と、周囲に漂う甘いピンク色の光の粒子(明らかに何らかの魔力的な作用がある)に、警戒心を抱きながらも、どこか目が離せないでいた。


「(この人、ヤバい……絶対に関わっちゃいけないタイプの人間だ。でも、なんかこう……目が離せないっていうか、無視できないっていうか……これが、天使の力ってやつなのか……?いや、この雰囲気は、ただの天使じゃないな……厄介なのは間違いない!)」


そんなニーナの内心の葛藤をよそに、ゼフィラは、ますます大胆な行動に出てきた。


「ねぇ、ニーナちゃん。あなた、本当にスタイルいいわよねぇ。特に、そのお胸……わぁ、おっきーい!これぞ、神様が与えたもうた、最高の芸術品ねぇ♡」


そう言うと、ゼフィラは、こともなげにニーナのFカップの胸に手を伸ばし、まるで品定めでもするかのように、むにゅっと触ってきたのだ。


「ひゃあああああ!?な、な、何するんですか、いきなり!セクハラですよ、セクハラ!訴えますよ、マジで!」


ニーナは、顔を真っ赤にして飛びずさる。前世の斉藤肇だった頃には、およそ縁のなかった、異性(?)からの大胆すぎるセクハラ行為に、完全にパニック状態だ。


「あら、ごめんなさーい♡ あまりにも見事だったから、つい手が伸びちゃったわ。でも、本当に素晴らしいわよ、その弾力……まさに、神の恵みね。ちょっと羨ましいくらいだわぁ」


ゼフィラは、全く悪びれる様子もなく、ペロリと舌なめずりをしながら、なおもニーナの胸に熱い視線を送っている。


「(だ、誰か助けてー!この天使、完全に倫理観がバグってる!羞恥心っていうパラメータが、完全に欠落してる!しかも、なんか、触られたところから、変な魔力が流れ込んでくるような……これって、もしかして、何かの魔力的な干渉……!?)」


ヴァローナは、ゼフィラのそのあまりにも破廉恥な行動に、ついに我慢の限界を超えたのか、剣の柄に手をかけ、鋭い眼光でゼフィラを睨みつけた。


「貴様……!いくら天使の末裔とやらを名乗ろうと、これ以上の無礼は許さんぞ!その手を、ニーナから離せ!」


「あら、怖い怖い。そんなに怒らないでよ、騎士様。私は、ただ、美しいものを愛でていただけなのにぃ。それとも、あなたも、このニーナちゃんの素晴らしいお胸に、興味があるのかしら?うふふっ」


ゼフィラは、ヴァローナの威圧にも全く臆することなく、むしろ面白がるように挑発的な言葉を返す。


セレスティは、この一触即発の (?)雰囲気に、完全に縮み上がり、今にも泣き出しそうな顔でオロオロしている。


「(もうダメだ……この状況、完全に制御不能だ……!誰か、この暴走天使を止めてくれー!っていうか、私の胸は、あんたたちのオモチャじゃないんですけどー!私の体に、勝手に触らないでください!)」


ニーナの心の叫びは、アルカンシェルの喧騒の中に、虚しく響き渡るのだった。このゼフィラという存在は、ニーナの「他人の評価」という不具合とはまた異なる、もっと直接的で、そして本能的な部分を揺さぶってくる、新たな強敵 (?)なのかもしれない。


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