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小ネタ 4 (2022.7~2022.8)



280話 シャロンとお出かけイベント

カレンによるアイテム説明文


《ちょっと高いペン》

小さい刻印入り。これを使って勉強したら気合いが入るかもしれない。

《粗悪なノート》

すごく安いけど、ザラザラして書き心地は悪そう。紙やすりにもなる


《花のヘアピン》

シンプルで可愛い。飾りが小さくて慣れない私でもつけやすい。

《ドクロの指輪》

強さをアピールできる…かもしれない。


《魔法学理論》

結構厚みがあるけど、少しずつ読むには良いかも。

《コネの作り方入門》

アオリは「貴族のおだて方100パターン」。褒め方の参考にはなる?


《可愛らしい香水》

お花の香り。初めての方にもオススメ!と書いてある。

《大人っぽい香水》

甘い香り。年上を狙いたい貴方に!と書いてある。


《変な植物の栞》

毒々しい不気味な何かの押し花?何か悪い事が起きそう。

《ハート柄のブックカバー》

飛沫模様の鮮やかなハートだらけ。少し目に痛い


シャロンの反応

好感度プラスアイテム(立ち絵:笑顔)「良い買い物ができたのね。」

好感度マイナスアイテム(立ち絵:目そらし)「……それにするの?」


※栞とブックカバーはどちらもシャロンの反応が同じ(マイナス反応)のため、ホワイト先生に会うまで正解がわからない仕様になっている


---


香りの話


シャロン:

花のような…としてますが、使っているシャンプーやリンスの残り香と本人の香りが混ざった結果なので、具体的に「この花」というのは無いです。

キツくない(柔らかい)、近付いた時にふわりと香る程度の、少し甘さのある(品の良さと女性らしさを感じさせる)、とても良い香りがします。


シャロンの香りだとわかっている某双子にとっては、その香りがするという事は彼女がすぐ傍にいるということなので、心が落ち着く香りでもあります。

メリル達使用人としては、令嬢としてのシャロンの在り方も踏まえ、下手に香水をつけるとかえって良くないと慎重になっています。


ちなみにウィル達はシャロンは控えめに香水をつけていると思っていて、就寝直前を知っているアベルはシャンプーやリンスもしくはヘアオイルの香りだろうな……とうっすら思っています。

彼は香りの原因にさして興味がない(+自分に会うだけで香水をつけると思ってない)ので深く考えていません。


アベル:

自分では香水をつけません。パーティーでは多少香りのついた整髪料を使われたり香水を振りかけられる事もあるようです。キツくなければ任せています。どこぞに忍び込んだり戦ったりするつもりの日は別で、香りのつくものは徹底的に排除します。


クロムウェルやタリスに「アベルはどんな香りがするか」聞くと笑いながら「返り血じゃない(か)?」って言います。突っ込み役はレナルド(口頭注意)とモーベス(叩く)。

実際おそらくウッディ系に近いですが、どう足掻いても「色がある」のでシャロンはそれを「甘さがある」と感じています。


163話や223話のシャロンはまどろみの中なので、何の香りかは深く考えていません。この香りはとても落ち着く、くらいです。

ついでに163話で「おい」と言ったアベルの心境としては、よその家の犬に道端でぐりぐり懐かれて困ってる一般人(特に愛犬家ではない)です。


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ねむい皆


ウィルフレッド

微笑みを維持するが普段より頷きと瞬きが同時になりがち(誤魔化しつつ意識的に動作する事で意識を保とうとしてる)。聞き逃しても「すまない、もう一度言ってくれるか」が言える。寝不足だから仮眠をとるとも言える。

しかし◆では無理をし過ぎてシャロンに意識を落とされた


アベル

起きてると決めたら起きてる。仮眠をとったかと臣下が勘違いするほどテキパキ。ただし徹夜の日数を重ねていくと緊急性・危険度・国政への影響が低い物事に対し思考能力が落ち始める。

例:何か企んでいそうなタリスを放置して無警戒に部屋へ入る、シャロンが執務室に来た事に数時間気付かない等


サディアス

睨むように目つきが悪くなり眉を顰める(眠気に耐えてる)が、普段からしかめっ面が多いのであまり気付かれない。何も無い所で躓き、角を曲がる時肩や腕が角にぶつかり、ため息混じりに目を閉じて十数秒そのままになる。目を開けた時見られてると不機嫌に「起きていますが何か?」と言う


チェスター

徹夜は相当無理して一夜が限界。ちょっと夜更かししただけでも目にクマができ身体に疲れを残す。眠気がきた時は目を閉じて俯いたり天を仰いで数秒してから切り替えて笑顔に戻る。いつもと比べ適当に話を合わせられず「あれ?何か違うか…はは、ごめんね〜今日はちょっと調子悪いかも☆」


ホワイト

限界が来るとバッタリ倒れて寝る。多少頭や体を打ったぐらいではびくともしないので258話みたいな事になる。眠いと視界がぼやけるので見ようとして目つき悪くなる族。

寝ようと思えばどこでも寝れるが、周りが煩いしよからぬ企みを持つ者も出るので、自室か研究室で寝るようにはしている。


ジークハルト

「お前の話はつまらん。眠い」を隠さない。会議中だろうと面談中だろうと欠伸も堂々とする。寝たい時に寝るし、起きている必要がある時には眠気を感じない。

意識的に浅く眠る事ができる。目を閉じてる(身体を休めてる)だけでシャッキリ起きてる事もあるので暗殺したい人は注意。


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王妃教育


シャロンやジェニーがなぜ王子妃教育でなく王妃教育かというと、五公爵家は国を支える者達なので、王妃にならずともとにかく優秀な人材にするためです。

国賓を王妃と共に相手したり、王家以外なら基本は上位貴族に嫁ぐので、そこでも手腕を発揮して生家である公爵家の名誉を保ったり…


今は特に、次代の国王夫妻が子がいない内に亡くなると、もう一人の王子とその妃が繰り上がるので、可能性の高い公爵令嬢には(習得できるかはともかく)最初から王子妃でなく王妃レベルの教育が課されます。できなければそれまでの娘。

もちろん正式に立場が決まるまでは学べない内容も沢山あります。


学園長のシビルはかつて公爵令嬢でしたから、当然履修済みなのでシャロンの王妃教育の教師の一人です。

他の貴族令嬢は「まずは王子妃のレベルを目指す」「公爵家に嫁げるレベルを目指す」など親(と場合によっては本人)の考えでそれぞれ独自に家庭教師を雇っています。


フェリシアなどはかなり高水準の教育を受けており、親は王子妃狙えると思っているのですが、本人はあくまで「どこに出ても恥ずかしくないレベル」というつもりで身につけました。少なくとも自国の王子の嫁になる気はないです。

「絶ッッ対にあり得ませんわ!」


シャロンが家にいた頃の授業を王妃教育と思っていなかったのは、普通に「できた」からでもあります。

もちろんとても頑張ったけど、死に物狂いとか睡眠時間を極度に削るとか、休憩せずに詰め込むとか、そういった事はしていません。

彼女にとっては、真面目に取り組めばちゃんとできる、というもの。


家庭教師の授業がツラい、なんて幼馴染みに愚痴った事もなく、彼が81話で「婚約者が決まってから王妃教育を受けてもらっても間に合う」と軽めに考えたのはその弊害です。

シャロンの優秀さは理解してるけど、他人が同レベルを目指す大変さがわかってません。相手を具体的に想像できてないからでもある


セリーナ(現王妃)の場合

父親であるマリガン公爵は先代国王の時代から宰相を務めてます。そのため同年代のギルバート王子や公爵令息のエリオットとは早めに顔合わせしましたが、自己紹介の後に顔を上げたら微笑む王子の美貌にキャパオーバーして卒倒。


いつ会っても冷たい父親の命令に従ってせっせと王妃教育を受けていましたが、顔合わせを境に自分の意志でも「あの方の支えになれるように」と頑張るようになりました。父親が雇う家庭教師も厳しい人ばかりだったので、セリーナの子供時代はなかなか辛いものでした。


それこそ血の滲むような努力で着実に身につけていった人です。

なお、精神・肉体的に負担が大きいとすぐ気絶してしまうのは昔からで、マリガン家の戦力としては早々に「使えない」と判断されています。


ディアドラ(シャロンの母)の場合

ネルソン侯爵令嬢としてあらあらまあまあと教育を受けましたが、剣術が楽し過ぎて父にちょっと控えるよう言われても笑顔で拒否し、同い歳のジョシュア・ニクソンの嫁になる気はないかと父に聞かれても「まぁお父様ったら。あの方、紫はお呼びでないわよ」と笑い、ちょっと考え直してくれと縋り付く父に手を振って華々しく騎士団に入り、こいつはやばいと早々に十番隊に回され、隊長にまでのし上がります。


一方その頃、はよ嫁捕まえてこいと父親にせっつかれるエリオットはとうとうギルバートにまで注意され、しょげたり拗ねたりしておりました。


なんやかんや(事件)あって結婚相手連れてきましたとエリオットが言った時は父も喜びましたが、まさかの女騎士。一瞬真顔になったものの、よく聞いてみればネルソン侯爵令嬢であり、受けていた教育も公爵家の嫁として申し分ない、という事で快く迎え入れてもらえたのでした。


仮にディアドラが庶民だった場合、エリオットは「彼女以外とは結婚しない」と啖呵切って庭で父親と決闘かましてたと思います。

ディアドラはランドルフから紅茶とお茶菓子をもらってのんびり観戦です。なんだかんだ息子が可愛いので父は折れます。


---


294.時間の無駄 ◆

シャロンの最初のセリフで『…』と間があるのは、チェスターが自分から言いそうか確認したためです。

彼はどちらかと言えばウィルフレッドをよく思ってないので、特に言う気はありませんでした。

今なら「もうすぐ来ると思いますけど、なんかありました?」くらいは言います。


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126.気に入った

ジークハルトとウィルフレッドの魔法対決について


あの時、ハピなし世界の魔法学的に何が起きていたかというと、ジークハルトはスキル《複製》によって闇を物質(モデル:愛剣)化した物を大量に作り、宣言の中に盛り込んだ指定通り、単調にまっすぐ降り注がせました。


一方ウィルフレッドは、相手の属性が闇である事から高密度の光を、盾の形をとって発生させました。

これは物質化できてるわけではありませんが、ジークの複製剣を構成する要素である「闇の属性」の天敵であるために、剣を打ち消す効果を持ちます。(構成する要素を壊す→構成を維持できなくなる)


ただそれはお互い様なのでウィルフレッドの盾の耐久(そこに発動していられる時間)を削ります。

維持のために追加で魔力供給も行い、ジークの剣を消しきったと勘違いした事で供給を終え、削られた箇所の中心から徐々に(盾として発動させたウィルの、崩壊のイメージが亀裂となり)砕け散りました。


後の会話でアベルが「大き過ぎ」と突っ込んでいましたが、光の盾は本人いわく「焦っていた」せいで、想定より大きく発動していました。そのため、維持により多くの魔力を必要とする事になりました。


ちなみにジークは風の魔法を追加する事で複製剣を縦横無尽に走らせる事ができるので、アベルに避けてもらう想定なしで盾を作るなら、ギルバートが王都にしたように球状が正解です。

光の盾はアベルから複製剣の動きが見えなくなる事を含め、実戦的に言うとあまりよくはないものでした。

その辺のミスをジークもアベルもわかってますが、二人にとって大事なのはそこじゃなかった。


といっても普通は風の魔法を追加したところで縦横無尽とはいかないのですが(一度きり加速、二回だけ曲がる、長くはもたないなど)、帝国の皇子、それも次期皇帝確実と言われる実力者であれば疑って当然の可能性という所です。

一つの風の魔法で沢山動かすのは、174話でレナルドもやってたやつです。





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本編:ハッピーエンドがない乙女ゲームの世界に転生してしまったので

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