小ネタ 3 (2022.5~2022.7)
259.フェフェリ
ノーラ:上着も脱がず化粧も落とさずベッドに仰向けになり、心地よさそうに笑っています。この後理想のマッチョがアベルにあっさり倒される悪夢を見ます
フェリシア:頬をむにむにしてやりたいのを堪えて友人と別れました。
シャロン:再会した愛剣を抱きしめています。明日から帯剣!
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260.知る者、知らぬ者
アベル:表面上まったく動じずにいますが、坊やと呼ばれた事にちょっぴり困惑してます。王都にいた頃シビルにはいくつか書面で融通きかせて貰ってるので、その礼だけ言って退室しました。
シビル:もりもりに反抗期があった息子二人を立派に育て上げたバリキャリ母公爵です
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261.駄目だろうか
ロズリーヌ:栄養バランスを考えて料理を選び、野菜ジュースを飲み物にしてみました。ちょっぴり物足りない。
ラウル:ロズリーヌの横でこれ見よがしに脂たっぷりの肉料理を食べ、ふわふわのクリームが乗ったデザートに舌鼓を打っています。
ロズリーヌ:心の涙が止まりません
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262.まずはクラス分けから
ダン:ここが公爵邸なら「ッざけんな!別にいいだろうが!」と叫ぶところ。
シャロン:その心境を察しつつも、レイクスの決定に異論がなくフフッと笑っています。
サディアス:見学席からすごく視線を感じるので、そちらを見ないようにしています。父上に恨みでもあるのか。
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263.とうとう彼女の番が来た
チェスター:シャロンちゃん攻撃的ぃ!あのままいってたら首か顔面だったじゃん。そうはいかないとはわかっててやったんだろうけど。
ウィル:話には聞いていたがあれ程とは…俺も負けていられないな…
サディアス:ご令嬢がやる戦い方ではありませんね、まったく…
アベル:身体強化は使わなかったか。正しい判断だ。………。
(自分が身体強化を教えたばかりに基礎的な力も上がってゴリ押し気味な戦法もできてしまうわけだが、果たして未来の王妃としてこれでよかったのだろうかと少し考えている。ウィルのにこにこ顔をチラッと見て、大丈夫そうだなと思うのであった。)
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王都襲撃編では西門にいたトゥック(リビーに苔色頭呼ばわりされた騎士)やエッカート(リビーの養父)がもうちょい活躍予定だったのですが、西門の戦闘シーン自体カットしたので無くなりました。
トゥックは力も技術も平凡ながら、風の魔法による自身の移動補助が上手い人です。
前にしか加速できない、大回りにしか曲がれない、浮けるけどそこから移動できないなんて人はよくいるのですが、トゥックは小回りが利きます。
ささやかな小細工もするので、特に対人戦で敵の背後を取るのが得意です。大人しそうな顔しておいて。
西門の戦いでは他に気を取られた魔獣を仕留めたり、派手に戦うロナガンの補佐をしたりとマメな活躍をしていました。
狩猟編でアベルがコテージに向かう役をトゥックに任せたのは、(既に他でも戦闘が始まっている可能性がある中で)山中の森という地形にさほど困らず速く移動できるからです。
ちなみに、コテージでロイがばんばか血の雨を降らせてるのはアベルも予想してませんでした。スキル使わなくても倒せるので…
ロイが罰という名の遠足に行った戦利品の肉は鍋として、あの日コテージで色々浴びせられた騎士達に振る舞われたそうな。
許可どころか申請もしてないチェスターが護衛騎士と共に王都を出た件については、襲撃事件の後始末でそれどころじゃない+結果的にはそうしなければオークス公爵一行がやられていたので渋々不問になってます。
アベル、チェスター、可哀想なトゥックが宰相に呼び出されてチクチク言われました。
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エッカートのスキルは、本人が空中をポンポン歩く事に使いがちだから《空歩》と呼ばれており、実際には「空気を薄い板状に(一時的に)固定する」ものです。固めた位置は本人しかわからないので、他人が下手にそこを渡ろうとすると落ちます。なのでニコルは自力で登らず抱えられていました。
一つの板の厚さはあまり分厚くできず、四角形固定で広さには限度があります。ただ重ね気味に配置するとか、複数枚をピッタリ横並びに作って広範囲を固定する事は可能です。
本気出すと迷路とか作れますが、ギルバートみたく王都全部囲むのは不可能です。魔力が足りない+発動可能範囲外
リュドのスキルと違って固定したらそこからほぼ動かないので、固定した板に乗ったままエレベーターぽく移動とかはできないです。
めちゃくちゃ高度が必要な時はある程度風の魔法で飛び、そこからスキル使って階段上がっていくスタイル
中々に強いスキルに思えますが、板の耐久度は金属ほどではないので、攻撃されると割と砕け(て空気に戻り)ます。位置と範囲が本人しか把握できない分、乱戦では味方と連携も取りにくい。大規模に使うなら情報共有必須です。
ちなみにアベルやジークハルトは、エッカートが一度踏めば、その高さと位置をいくつか覚えておいてそこを踏む事は可能です。地面ジャンプからの下から空気の板を踏んで方向転換&攻撃とかやりかねない。
ただエッカートが解除しちゃうとただの空気に戻るので、当然ながら味方の時しかできません。
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リビーと二番隊
隊長の娘&一番隊(王族の近衛)なので、よほどの新人以外リビーを知ってます。養子に思えないほど面構えが似ていると話題。護衛騎士になる前の一年は隊の訓練を見学したり、仕事終わりの騎士に付き合って貰って二刀流の練習をしていたので、特にその頃からいる騎士には可愛がられてます。
リビーの事はコネ、顔で選ばれた学無し等の陰口を言う輩もいるのですが(そうやってアベルを貶されたくないので顔を隠し始めた)、一・二番隊はそういう輩は少ないです。先輩がたに見つからない所で言う人はいます。嫉妬です。
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レイクスはとても良い子なので、生徒がふざけて変則的な武器持ち込んでも「それの戦法が知りたいんだな!良し!俺も実戦経験はないが一緒に考えていこう!」と言ってくれます。
生徒がふざけていようが本気だろうが、色んな武器と戦法がある事を知っておいて損は無いからです。
レイクスは実際少し触ればすぐにそれなりの使い手になるし、生徒が本気なら次の授業までに練習してかなりの使い手に進化してきます。
習得の早さはアベル≒ジークハルト > レイクス > ブラックリー くらい
トレイナーとイングリスは騎士団に置かれてるような普通の武器(各種剣槍盾斧棍棒等)なら生徒に教えるくらい平気ですが、レイクスの「如何な武器でも」発言には内心「貴方と同列にしないでください」ってちょっと思いました。
二人とも顔には一切出してません
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ジークハルトはアクレイギアの皇帝になるので、一夫一妻はかなり厳しいと思います。
よほど気に入った相手が初婚で、何人でも産むから側室はとるなと啖呵切ったらちょっと待ってくれるかもしれない。
産めなかった場合は国が揉めるので安易な確約はしない
側室とる場合ちゃんと自分でも人柄を見て決める(妻同士がどうなるか見据えて采配する)し、結局誰も彼には逆らえないので流血沙汰にはならないと思います。
ジークハルトの指示無しにそんな事したら企んだ本人の首が吹っ飛ぶので…
ただ妹が六人いるので、側室とは別件でそっちも大変かもしれない
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265.うるさい音が止む頃に
ジークが戦った相手はツルバギア国第二軍隊長ヘルゲというのですが、ただでさえ新しいキャラが多いので名前を出すか迷ってやめました。
253.物語の舞台へ のラッセルも同じ事でかなり悩んだのですが、こちらは関係上シャロン視点で名前が出ない方が不自然なのでやむなく…
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※(ゲームシナリオ時空の)何歳の誰がどんな様子で玉座に座っているか
ゲーム開始時点
・ウィルフレッドは笑う事なく、少しだけ俯きがちながら前を見据えている。リラックスした様子もなく、まるで言いたい事を飲み込んでいるかのように、唇は一文字に結ばれていた。
・アベルは人を見下した顔で嘲笑う。肘掛けに脚を上げ、玉座をさもただの椅子かのように扱っている。
事件の日
・真っ青な顔をしたウィルフレッドの頬を冷や汗が伝い、視線は床のまま動かない。シャツの胸元を固く握りしめる手は血の気が失せて白くなっていた。
・アベルは返り血を浴びた姿のまま、光のない目で前を見ている。抜き身の剣の柄に両手を置いて、滴る赤色が豪奢な敷物に染みを作っていた。
国の頂点
・国王ウィルフレッドは穏やかに微笑んでいるが、その瞳には確かな芯の強さが見て取れる。どれほどの闇夜でも星の光は民を照らすだろう。
・皇帝アベルは尊大かつ優雅に脚を組み相手を見下ろしている。単純な武力も魔法も、彼に適う者はない。絶対的な存在として彼はそこに君臨していた。
その裏で
・背を丸めて肘掛けにもたれ、息も絶え絶えになりながら流れる汗を拭う。顔色の悪いウィルフレッドは大量の書物と使い古した武具に囲まれていた。もういない背中を追って、終わりの見えない高みを目指して。責任を果たすために、あの日の贖罪をするために。
考えうる限り、《完璧な王》を。
・背もたれに身を預けたアベルの額に汗が滲んでいる。視界が明滅するような激痛に呼吸は乱れ、全身が痺れていく感覚に抗い、意識を保とうと固く握りしめた拳から血が流れている。《後のこと》が全て決まるまで――彼はまだ、もう少しだけ、
死ぬわけにはいかない。
・■■■■■は玉座にて沈黙を守り、目を閉じて死を悼んでいた。望まなかった結果に、彼の人が望んだ結末に、納得がいかなくても。正しいと理解していても心が己を許せない。
それでも人は言う。貴方は最も尊き星だと、何も知らない民は笑う。たった一言が重しとなって、その肩に。
「貴方が王だ」
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もし対面したらの話
【ジークハルト&レイモンド】
これは興味深い!とばかり口角を吊り上げすぐに意気投合、考える事は同じなので剣を抜いてバチバチに戦い始める(本人達的に魔法で治せる範囲ならどうなってもOK)。
戦いながらずっと色々喋るし笑うし手は抜かない。周りは気が気じゃない
【エリオット&エルヴィス】
初手大混乱のち礼節を弁えた穏やかな酒盛り。近況を語り合う内に酒が進んで苦労話(愚痴と見せかけた主君自慢)になり、酔いが回ってどちらの主君の方が素晴らしいか遠回しの言い合い→口論になり、「剣をんけぇ!」「上等らぁ!」あたりで周りに止められる。
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185話でアベルがチェスターに稽古をつけましたが、それがなかったらチェスターは190話で一度心を落ち着ける事もなく、戦いの最後はダスティンに剣で斬りかかり、結果的に真実ごと殺してしまっていたと思います。
二人とも「そう」とは気付いていませんが、あれについては「必要な準備」でした。