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小ネタ 2 (2022.3~2022.5)



アベルとブラックリーの手合わせは今でこそ毎回バチボコに殴り合うし蹴り合うし切り合うんですけど、最初はもちろんブラックリーがめちゃくちゃ恐縮して手加減してました。

しかしやがて手加減するには厳しくなり、ちょっと楽しくなってきた自分を抑えつつしてたところに

「僕を、手加減したお前程度にしか勝てない奴にするのか?」と煽り&脅迫されて覚悟を決めた流れです。

してる事はバレる相手によって本当にヤバいので証拠隠滅が必須で、ブラックリーは治癒が上手くなった。

アベルが魔力持ちとは知らないけど、やり合う度に「何か余力を残している」とは感じてます。


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サディアスは決して剣が下手というわけではなく成績で言えば上位に入れるけれど、アベルを思い出して畏れ多くなるので普段はなかなか帯剣しない。

たまに剣を持ってるとチェスターが必ず物珍しげに見てくるので、イラッとして毎回一本背負いしてます。脳内で。


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護衛騎士4人は単純に剣の試合をさせたらロイ > ヴィクター ≧ セシリア > リビー の順になります。

騎士団に限らず皆、サシの勝負は「剣術(+体術)のみ」「魔法あり」「スキル使用あり」「何でもあり」で順序が変わる。


ロイの《圧縮》は強力ですが、乱戦や速い相手には向かず、繊細な調整は難しい。

ヴィクターの《固形化》は応用が利くけれど、例えば剣を作るなら切れ味はジークハルトの《複製》に劣ります。

「元になるもの」がないと作れない《複製》と違い、《固形化》は魔法を使う本人の想像力の限り好きな形で作れるのがよい所。

ただヴィクターは性格上、堅実な使い方をする事が多いです。


セシリアの《魔拳》はギャレットのそれより低級で、纏わせる事はできても、纏ったものを一部だけ噴射(延長)させたり、それによってパワーを増したりはできません。

火事があったら水で全身を覆って突っ込んだりできますが、覆う範囲の調整を気を付けないと溺れたり、前がよく見えなかったりします。


リビーの《陽炎》は護衛騎士になった後に発現した希少スキルですが、アベルとの時間を取られたくないので「調べさせてくれ」と追いすがる魔塔の研究者を蹴り飛ばし、仮称の《陽炎》呼びを続けてます。

ちなみにスキルを使われてもアベルが気付けるのは、リビーがガン見するせいです。


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ピューの《硬性付与》はもちろん硬さに特化しているので、王都襲撃の際の雨あられ攻撃は《固形化》スキル持ちが真似をすると着弾前に瓦解します。

そんな物を直殴りしたら、アベルやシャロンのように何らかの防護ができない限りは人体が負けるのですが、ギャレットはアホみたいな(褒め言葉)頑丈さと筋肉で乗り切ってます。痛いは痛いです。

「だがそれがどうした!笑い飛ばせる程度の負傷など痛くも痒くもないわ!がーっはっはっはぁ!!」

苦になってないだけで、痛いです。

ちなみに治癒の魔法はド下手で使い物にならないため、自己治癒もできません。


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アクレイギア帝国は「今ある強さ」を重視するので、かつて強かったとしても衰えた(頭脳面でも使えない)老兵を重用する事はありません。

幽霊などの存在を最も信じていない国で、死ねば故人はそこで終わり。君影国が「死者に通じる」という噂は帝国にも届いていますが、鼻で笑われているのが現状です。


なので墓参りとは「生者が故人を思い返す/心の整理をする/けじめをつける」というものであり、「墓に故人の魂が眠る/来た事や祈った事は故人に届く」などの考えはありません。

181話でジークハルトが墓参りに来ていたのも、「こいつがいた事を俺は覚えている」という一種の確認作業のようなものです。


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ウィルフレッドは、今後もしかしたら身長は弟に勝る可能性があるのでは……とぼんやり考えてます。

今は身長一緒で、すごく小さい時はアベルの方がちょっと低かった


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女神祭以降なかなか出番のないジークハルトですが、元気です。

気まぐれに一匹のネズミに餌をやったら懐いたので、面白がって飼っていたところ

父帝のペット(大蛇)に丸呑みにされ、ぶった斬って取り出したら生きてたので「俺に似て強い」とか言い出してます。ご機嫌です

「陛下に何て報告する気なんです……」

「斬ったら死んだ、でよかろう」

「いいわけないでしょうが!?」

「蛇肉は久しいな。あァ、頭側は毒があるから踏むなよ」

「踏みませんよ!というか、食うんですかこの状況で…」

「俺は好まんから妹どもにやる。」

「(やるなよ……)そうですか…」


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※大切な人に対して「化け物になったら殺してくれるか」「化け物になっても愛してくれるか」

 キャラがどちらを言うか、というポストに対し


その化け物が姿だけなのか自我も失うのかによるな……

とりあえず自我残る前提で


ウィルフレッド

化け物になっても愛してほしいけど、それは言わずに「国のためにも殺してほしい」と頼む


アベル

「殺せ」しか言わないし相手に有無を言わせないしできないなら他の奴に頼むとすら言う。本当に自我が残り続けるか不確定だから。


チェスター

「俺が化け物になってもさ、愛してくれる?……なんてね」と冗談ぽく笑う。

お別れを言って化け物の姿は相手に見せない(つもりだったけど結局相手が来ちゃう)


サディアス

「殺してください」って頼むのに相手が言う事を聞かなくて根負けするタイプ。「あなたは馬鹿です」とか言う


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ギルバートが左だけ耳にかけてるのは元が左利きだから(視界を確保したい)で、ジョシュアは真似っこしてるだけです。


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第一部序盤のとある日のギルバートとエリオット


「お前の方が王に向いてる…」

「またその話か…俺は頂点に立つような男じゃない。」

「……エリオット」

「何だ。」

「この前、咄嗟に『ひれ伏せ』と叫んだらしいな。」

「ゲホッゴホゴホ!」

「上に立てない奴はそんなセリフを吐かない」


「だッ、誰に聞いた!?」

「ウィルだ。学生の頃はたまに聞いたものだが、もはや懐かしいな。お前の『ひれ伏せ』。」

「やめろ!それを言う時は頭に血が上ってるんだ。」

「そう言われてみると、確かに毎度キレていたな。」

「お前が…お前が無礼者どもに好き勝手言わせるからだろうが……!」


「そうだったか?」

「俺は気の長いほうだが」

「…誰の気が長いって?」

「ギル、お前の事を馬鹿にされるのは我慢ならない。長々続けられたら余計にだ。あの頃は若く、血の気も多かったしな。」

「急に恐ろしい顔で叫ぶものだから、俺の方がひれ伏しかねなかったがな。」


「…しれっと冗談を言うな。わかりにくいんだお前は。絶対にそんな事しないだろう」

「まぁ、親友がそれを望んでない事くらいはわかるからな。」

「俺達の代に、お前ほど王に相応しい男はいなかった。最も高貴な男が貶される謂れなどないだろう。いいか…」

「(こうなると長いんだよな…)」


「……」

「?どうした、エリオット」(視線の先を振り返る)


壁から半分顔を出したセリーナ「………」


エリオット「(私の夫と仲良くしやがってという怒りの顔!!)」

ギルバート「(仕事もせずエリオットとお茶ですかという蔑みの顔!!)」


「「待てセリーナ、これは違うんだ!!」」


セリーナ「いいのですよ、わかっております。《大事な時間》なのでしょう?」

エリオット「(私を差し置いてと目が言っている…)」

ギルバート「(なんという軽蔑の眼差し。セリーナはエリオットと話したいか…俺がいては邪魔だな…)」

エリオット「……コホン。ご一緒にいかがですか、王妃殿下?」


セリーナ「まぁ…嬉しいお誘いではありますが、結構です。アーチャー公爵。(どうせ、わたくしは気絶してしまいますから。)」

エリオット「(いや来い!気絶するならしろ!その方がマシだ!)」

セリーナ「(貴方はいいですねエリオット、ギル様と話したい放題で!ねぇ!?さぞ楽しいのでしょうね!!)」


ギルバート「(また二人して目で会話しているな……)」

エリオット「(公務だと思って来い!いい加減自分の夫ぐらい慣れろ!!)」

セリーナ「(慣れろ?ギル様の眩さにどう慣れろと言うのです、無茶を言わないでください!!)」

ギルバート「仕事に戻る……」

エリオット「この状況で置いていくな!」


---


クローディアは「見る」タイプの先読みなので、言葉で説明するよりロナガンの念写を使ってアベルに共有する方がスムーズではあります。


ただアベルは誰も彼もに協力者の名前とスキルを明かしているわけではなく、同じ隊にいたティム/レナルドからとアベルからではロナガンへの信頼に差があり

また、正式な任務外で副隊長に魔力とスキルを使わせる事、アベルが調べる物事にはかなり機密が絡む事も多いなど、複数の理由からそのやり方は選択肢に無いです。ティム達もそれでいいと考えています。


ちなみにもし実践した場合は、そのへんまったく関係なしに失敗します。

クローディア側がスキルの発動に失敗するからです。

アベルと視界共有レベルで繋がること、その間に赤の他人しかも女が入ることに耐えられず、集中できないため。

ロナガンのやり方(対象の頭に手をかざす)をアベルにされるのも、彼女にとっては不愉快極まりないこと。


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255.噴水広場にて

ウィル:アベルが出ていった(独断)ので、牽制って事にしつつ大人の面子を潰さぬよう気を遣ってます。振り向く前にサディアスが魔法使い始めたので任せました。

アベル:ウィルは咄嗟の言い回しが上手くなったな…と思ってます。あと頼もしいって言われて周りに花(見えない)が舞ってます


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256.別人王女ロズリーヌ

グレンについては

ウィル:周りに騎士もいる自分達よりシャロンを優先してほしかった(シビルの予想に「え?」と思ったが追求せず)

アベル:敢えて離れ誰がどう助けるか見ようとした節があり、そもそも一連の戦いで本気を出さなかった可能性を疑っている

ぐらい差があります


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257.王子様って、誰が?

レオ:寮で荷物と格闘中、カレンも寮に着いてると思ってます。

チェスター:「踊っただけ」と言われてちょっと拗ねた(ように見えた)シャロンを思い出し、ややガチめの「邪魔しました?」が出てしまいました。違ったので「だよね!よかったー!」とテンションが上がっています。


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258.五人目の攻略対象

アベル:シャロンがウィル以外の男に超接近されてたので「は?」となってます。警戒心を持てと何度も言ってきたはず。おこです。

ホワイト:三階に戻って研究室の扉を開けた所でぶっ倒れて寝ました。数時間後にくしゃみして起きます。

木:彼を助けるのも何度目だろうか。


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本編:ハッピーエンドがない乙女ゲームの世界に転生してしまったので

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