童話「桃太郎」の説明
桃太郎の説明を〇〇っぽく!
酔っ払いタリス「そういや、桃太郎ってのは…ック、どんな話だったかなぁ。」
ほろ酔いモーベス「あれだろう、昔々あるところに」
酔っ払い「おっ。どうせなら、ひねてた頃のアベル様っぽく!」
ほろ酔い?「おい何を言ってるんだお前は!不敬だろう、まったく……《前提としてこれは童話であって、いつの時代の話か定かではないんだけど》…」
酔っ払い「ぎゃはははは!!」(テーブルをバンバン叩く)
酔っ払い「《とある老夫婦がいてね。妻の方が洗濯のために川へ行ったところ、大きな桃が流れてきたそうだ。…妙な擬音の描写があるけどそれは省く。気になる?後で調べたらいいんじゃないの。人に説明させておいて、まさか全文暗誦しろとは言わないでしょ。…それで、老婆はなぜか歌いながら手を叩き桃をおびき寄せ、家に持ち帰った。これは宣言の話だと思うけどね。》』
酔っ払い「ひぃー!げほっげほ」
リビー「うるさい。何を騒いでる」
二人「」
すっとぼけた挙句、周りで聞こえてた人に全部バラされて酔いが覚めるまで追い回されてそう
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桃太郎の説明を直接お願いするパターン
ウィルフレッド「そうだな、まず二人暮らしの老夫婦がいた。おじいさんが仕事で山へ行っている間に、おばあさんが川へ行き――理由は確か、洗濯のためだったな。それで…ふふっ。どんぶらこっこと、大きな桃が流れてくるんだよ、これくらいの。おかしいだろう?
おばあさんが、こっちの水の方が甘いぞなんて言って桃を呼ぶとね……ちゃんと来るんだよ。もちろん、実際のところは風の魔法だと思うけれど。まぁ、そんな聞き分けの良い桃を持ち帰り、おじいさんと眺めていたら……急に割れて、中から赤子が出てきたそうだ。中々無い発想だな、と俺は思うんだけど。
ほら、仮に桃の中にある程度空洞があったとしても、密閉されていないと水が入るし、密閉されていたらいずれ窒息するだろう?どうかな…短時間を想定されていたとか、いっそ仮死状態だった?なんて、あまり童話でこんな事を考えない方がいいのかな。じゃあ、続きだけど…」
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サディアス「老婆が川へ行き、流れてきた桃を持ち帰ったところ赤子が入っていました。夫と育てたその子がやがて成長し、何らかの作用を含む食物を野犬などに与え、服従させた上で共に悪者退治に行って勝利する。そういう話です。」
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図書館に行けと言うも食い下がられたアベル「川へ行った老女が、流れてきた大きな桃を手に入れた。宣言らしき文言もあるから、気になるならやはり自分で調べた方がいい。夫に桃を見せたところ――元々切れ目があったんだろうが、ひとりでに割れ、中から赤子が出てきたそうだ。男児だったので、赤子はそのまま器にちなんだ名を付けられた。」
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チェスター「昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。あ、もちろん夫婦ね。おじいさんは山に、おばあさんは川に行くんだけど…その川でなんと、桃が流れてくるんだよ。おっきいの!おばあさんはびっくりしてさ、おじいさんと食べようって思うんだけど、遠くて手が届かないわけ。
それで、こっちの水が甘い、あっちは辛いなんて歌ったら、そうなんだ!って感じに桃が来てくれるんだよ。あはは、面白いでしょ☆結構重かっただろうに持って帰ってさ。おじいさんもびっくりして二人で見てたら、あら不思議!桃が割れて赤ん坊が生まれたってわけ。それがタイトルの桃太郎くんね。」
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ホワイト「原因は不明だが、桃の中から赤子が発見され、老夫婦の養子として育つも、力を持て余して旅に出た。老夫婦から貰った食物を渡す事で野獣を三匹手懐けており、普通の食物ではなかった事がわかる。それらを連れて盗賊団に戦いを挑み、拷問のような戦闘の末、宝を奪い取って帰還する。以上だ」
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チェスターは妹のジェニーに読み聞かせていた経験があるので、手振りとか大げさに抑揚つけたりしてくれます。
ウィルフレッドは自分が読んだ頃の気持ちを想起しながら話していて、サディアスはなぜ自分に聞くのかわからないと思っており、ホワイトは創作と知りつつもきび団子の成分が気になっています。




