小ネタ 7 (2022.11~2023.2)
354.出番が無くて何より ◆
チェスターの『……あのさ、』の『……』は「あ、この子諦める気ないんだ。」と思った事によるため息を我慢してます。でも自分も余裕がないので、シャロンが背を向けてからひっそりため息をつきました。
◆時空のシャロンは遠慮してジェニーの見舞いには行ってません。
入学前はチェスターともろくに会った事(信頼関係)がなく、病が治る望みが薄くてはどうしても冷やかしのように受け取られる可能性があるためです。
チェスターに魔法のアドバイスを貰う事も、屋敷に行く事もなく、オークションハウスでも会わず、女神祭では形式的に踊り、もちろん雪山の一件もない。
学園生活の中で、王子達に堂々と接するシャロンを見てチェスターは徐々に彼女を見直していますが、彼にとって354話◆のシャロンはまだ「アベルに怒られて(拒絶されて)当然の相手」です。
「確約できない」=アベルの意向に逆らう可能性があるとはっきり言うシャロンにやや呆れと諦めを抱いています。
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355.得体のしれない男二匹
ホレスが剣より弓なのは、敵との距離が近いと怖いし、血を近くで見たくないからです。よわよわに見えて、弓を引き絞るための筋力はあります。近接戦闘させたら即負けしますが、弓の命中精度は三年生の中でも上位に入る腕前です。
狩猟で動物を射る事はできますが、人間を狙えるかというと……。
今年から《弓術》教師になったイングリスの事は、悪い人じゃないけど顔と身長と口調が怖いと思ってます。
褒めてくれる時に肩を叩かれたりハイタッチさせられたりの力強さ(痛くはない)に過剰反応してヒイィってなってます。
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ホワイトの一人称発音が「おれ」なのは、無意識で自分という存在に確信が持ててない/無意識ゆえにその議題を深く考える事もできない(自分があってこその他人なので二人称も同じ理由)からなのですが、
ダリアが「ぼく/きみ」なのはその方が可愛いから(本人談)です。
なにせ無意識なので本編で触れる事はないと思います。
また、今後心の中で何らかの変化が生じても、これまでしてきた発音の仕方が(文字起こしした場合の文字が変わるほどには)変わりはしないです。
カレンと正規エンドを迎えた時空の先生は、少なくとも「彼女を愛する自分」を手に入れています。
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デュークめちゃくちゃ筆まめでしょっちゅうアベルに手紙を書いてるんですけど(今日の試合であれをこうしたのは何でですかとか不意をつこうとしたのにどこで気付きましたかとかそういう事)、本編で触れる機会があるかはちょっとわからないです。
便箋は学園の購買で売ってる安いノート、封筒なし
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パパ組
ジョシュアがいる状態での絡みは365-366話が初かと思うのですが、
大体の年齢は
パーシヴァル(43)
ギルバート&エリオット(41)
に対してジョシュア(37)となっており、皆の弟分です。
ジョシュアはパーシヴァルの事は兄貴分と思っておらず、死ぬなら役立って死ねと思っています。
ここ2話はほんのり匂わすくらいで(詳細説明するほど文量を割かなくて)良いかと諸々カットしたので、読まなくてもさして問題ない補足や小ネタを置いておきます。
パーシヴァルの子守唄
数年前、仮眠を取りに退室するジョシュアに歌ったら予想以上にキレられた一曲(ダンス付き)。明るく騒がしいので寝かせる気があるかは不明
キレたジョシュア、応戦するパーシヴァル、騎士&エリオットが止めようとする中、ギルバートはスキルで資料を守りつつ仕事を続けました。
ジョシュアのパーシヴァル嫌い
少年時代(パーシヴァル12歳ジョシュア6歳)から永遠に性格が合いません。
パーシヴァルは(結構な意味で)困った弟分だぜと思っています。
もしやばい事してる証拠掴んだらその時は(結構な意味で)こっぴどく怒ります。物理的&法的に。
ジョシュアが襲われた事件
雪山の件でビビアナ(パーシヴァルの妻、チェスターの母)の左腕に障害が残らなければ起きなかった事件です。襲ってきた人物が自分に対してはろくに正体を隠す気もなく堂々としていたので、ジョシュアは舌打ちして犯人を《用意》しました。
エリオットの台パン
昔はジョシュアだけ壺ひょいが間に合わず資料がダメになる事がありました。
ジョシュアはプライベートではエリオット様と呼びますが、公的な場やパーシヴァルがいる時などはアーチャー公爵と呼びがちです。
別室の王妃セリーナ
ギルバートと同じ部屋にいると精神がもたないかつ仕事の範囲が異なる(ギルバート達との協議が必要なものが多いわけではない)ため、秘書官達と一緒に別室で頑張ってます。
エリオットが来ると「いいわね貴方は気絶する事もなくギル様とお仕事ができて…」とか言います。心の中は涙
そんな疲労困憊状態でギルバートの衣服に触れる&香りがしようものならセリーナは失神します。しました。目が覚めてから、気絶しなければもっと堪能できるのにとちょっとだけ泣きました。
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そういえば361.まさに悪い例 序盤で、ウィルフレッドのセリフに「……仕方ないな。」とありますが
彼は「チビる」という言葉を知らないので、ここの「……」では相手を観察すると同時、「後でアベルに聞こう」と思っています。
聞かれたアベル「……失禁の俗語」
ウィル「なるほど」
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元は第一部終了時点でそこまでの登場人物一覧みたいなの作って、シャロン達転生組のとこだけ<前世の死因:???>と書く気だったけど、思ってた以上にキャラが増えたので諦めたという…
ジークと六号の小ネタ(丸飲み事件)も本当はそこで出す予定だった
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◆時空のシャロンに対する
男達の自己認識
アベル「(彼女にそんな感情を抱く意味も資格も無いから、持っているはずがないため)愛じゃない。信頼しているし、尊敬している」
リュド「純愛に決まってるだろ?」
ヴァルター「俺の身勝手な欲があるから、これは純粋な愛とは呼べない。」
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ウィルフレッド、目玉焼きにチェスターがソース、サディアスが(周りがほっとくと)何もかけないの見て「俺は塩だと思うけど…」と怪訝な顔するくせに、その流れを知らないシャロンがマヨネーズで^▽^描いて差し出したらめちゃくちゃ喜んで食べそうではある
アベルは我関せずを貫きながら塩かけて食べます。
デイジーは彩り的にケチャップ派、デュークは(学園の食堂では無料なので)ちょっとずつ色んな調味料乗せて食べるのがお得だと思ってます。
ホワイトは資料読みながら間違えてサラダ用のドレッシングかけて気付かずに食べ、噎せた事があります。
補足するとデイジーは「どうせかけるなら赤が綺麗でしょ」しか考えてないので、何か書くって発想は無くてスプーンで適当にぺっぺって乗せて、自宅だとそこからぐるぐるっと全体に伸ばして食べます。
もし現代の容器だったらブチャァ!て擬音出てたと思います。
レベッカは塩胡椒かけてくしゃみします
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377.結構たくさんある
三人の回答は「本当に1ミリも気にした事がない」「人が嫌がる事は避けたいので、嫌いなものを特に覚えている」「サディアスに気分よく過ごしてほしいので、好きなものを特に伝えたい(自覚すれば自分でも進んで選ぶかもしれないから)」という差によります。
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◆時空で生き残った彼らは、喪った人を思い出せなくなればなるほど自分を責めるんだろうな、と思います。
ギャビーの絵がある限り姿を忘れる事はないでしょうが、声や思い出はいずれ色褪せてしまうので…
攻略対象の中で言えばホワイトがもっとも切り替えが早く罪悪感を抱きにくく、
次点でサディアスはアベルの死を引きずりながらも託された者として懸命に生き、
チェスターは正規/悲恋エンドどちらも既に出てますが、めちゃくちゃ背負い込みます。アベルの声を忘れたと気付いた日には相当荒れたことでしょう。
忘れるのが怖くて若き日(入学以前)のアベルにまつわるエピソードを書き綴った本を出し、本にできないものは自分用にだけ、万一を考えて名前を伏せつつ、その時自分が思ったこと感じたことも含めて残していると思います。読み返すために。できるだけ覚えておくために。
アベルにとって忘却は更なる喪失で、罪を重ねることでもあって、自責の念は増すばかり。自室の隠し部屋に絵を飾り、城にいる時は毎日必ず訪れます。本当はずっとそこで懺悔していたいけど、国を背負う立場上そうもいかないため、仕方無しに背を向けて部屋を出ます。
ウィルフレッドは表向きまったく平気そうに振る舞うけれど、国王権限でシャロンの墓を掘り起こしてアベルの隣に移し、横に自分の墓を作らせてそこに納めるよう生前に指示します。退位後は日に一度は墓へ行って二人の安寧を祈ります。
もうすぐ、やっと、俺もそちらに行けるよ。
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353.くだらない真似 ◆
シャロンとカレンの方へ向かった男がよろけたのは、顔面にあたったのがただの水ではなく、せめて足止めになれ(ばチェスターが間に合う)と考えながら発動させた魔法だったからです。
ただ本人含め、当時それに気付いた人はいませんでした。
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373.僕には荷が重い
バージルがかなりボコボコにされてましたが、シミオン側からすると
中級に移りたいとも申し出ず、特別授業への参加は嫌だと相談する事もなく、当日きちんとやってきて、試合相手が決まっても受け入れ、自ら剣を構え、隙を探ってたくせに「どうした?」という気持ちです。
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そういえば時間割はこれくらいです。
放課後にお茶したり居残り勉強する生徒が多いのは時間帯のせいです
9:00-10:00 授業①
10:00-10:15
10:15-11:15 授業②
11:15-12:30 ランチタイム
12:30-13:30 授業③
13:30-13:45
13:45-14:45 授業④
14:45-15:00
15:00-16:00 授業⑤
16:00- 放課後
週に何度その授業があるかは科目で異なり、シャロンは《弓術》にも興味があるけれど授業コマ数の問題で取れないです。
二年生終了時点で《服飾》(貴族令嬢の嗜み)の成績に問題がなければ、三年からは《弓術》に変えようかと密かに考えています。
同様にチェスターは《語学》を《治癒術》にしたい。
外に出る授業は基本運動着に着替えますが、「着替えで遅れました」がどこまで許されるかは先生によります。例えばイングリス(剣初/弓)は10分内なら笑って許しますが、トレイナー(剣中/体)は5分内でも「遅いですよ」と言います。レイクス(剣上/格)は笑ってるし怒ってないけど評価は別タイプです。




