表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/27

小ネタ 1 (2021.9~2022.2)



リビーとクローディアは「アベルに心酔して生涯仕える気でいる長い黒髪ストレートの女の子で年齢一歳差」という二人なんだけど、

めちゃくちゃ反りが合わないから周りが二人を接触させないようにちょっと気を配っている


---


ジークハルトは十二人兄弟の長男で、内訳は五人の弟、六人の妹。

現帝国軍に女戦士はいませんが、ジークが率いる軍では非正規に連れている者もいる様子。

女神祭から帰国する時、反第一皇子派に待ち伏せされて堂々叩き潰したりもしてるけどカットされました。

なお、「一号」は第一皇女のもとに。


---


アベルがめちゃくちゃ強いのは、生来のセンスと本人の努力に加え、筋肉だけでなく神経系にもスキルを作用させられるからなんですけど、危険なのでそっちはシャロンには伝えてません。

下手やった場合どうなるかわからないため。


---


レナルドはスキルを得た後に眼帯を付け始めたわけですが、当時両親に説明しなかったせいで母親はファッションだと思ってるし、父親は特殊能力に目覚めてそれを封印するためだと思ってるし、そう思われてる事を本人は知りません。

という永遠に本編で出なそうな設定があります


---


たぶんどの世界線でもシャロンとジークはめちゃくちゃ仲良いし、アベルは「わからん」という顔でそれを見てます。


---


アベルはシャロンの遺体を見送る事ができなかったので、記憶にある彼女の姿は何も欠けておらず、思い出す体温も温かいままでした。


---


レナルドは元が「あいつら見返してやる」でのし上がってきた男なので、割と手が出ます。

身内を侮辱されて表面上にこやかで冷静に「どうしてやろうか」と考えるのがティム、ある程度我慢はするけど一線を越えられたらぶん殴るのがレナルドです。だから彼は団長にはならないしなれません。


---


騎士団の宿舎には共同浴場がありますが、ニコルは美少女顔とはいえ鼻血で湯を汚す事があるので不評です。

バターフィールドはタオルを襟巻のごとく口元に巻きます。

タリスは「裸の付き合いも大事!一緒に入ろうぜ殿下ぁ!」とアベルを連れ込もうとして、リビーにボコボコに(鞘で)殴られた事がある。


---


王妃セリーナは夫や息子がくれた物を大事に保管する部屋を持ってるけど、入ったら必ず(多幸感で)失神するから事情を知っている人からはこっそり「気絶部屋」と呼ばれ、

それが他の使用人に漏れ聞こえて「入ったら無事では済まない開かずの間がある」と城の七不思議の一つになってる


---


【嫁が出産間近になったら】


アベルはとんでもなく狼狽える

ウィルはドキドキしながらも嫁の手を握って「大丈夫だ」と唱える

チェスターは嫁が少しでもリラックスできるよう手を尽くして安心させようとする

サディアスは蒼白な顔で無言で突っ立ってるから「手でも握ってやりな」って助産師に言われるタイプ


(アベルの狼狽えについて)

大抵の事ができるがゆえに、本当に何も助力できない状況というものにめちゃくちゃ困る。

あんまり困り果ててるから嫁が思わず笑うし

「笑いごとじゃない」

「どうしたらいい。お前達が無事に済むなら何でもする」

と言った結果、痛いだろうに嫁が微笑んで「では一つだけ」と言うので深刻な顔で頷くと

「どうかそのまま、手を握っていて。それが一番安心できるし、心強いの」と言われてしまう流れ(それは言われなくてもやるので他にもっと何かできないのか考えるけど何もできないのだった)

赤子を抱くのも一番最初は嫁が「貴方は優しいから大丈夫よ」って微笑んでやらないと、自分からはできなさそう


アベルは気付いてないけど嫁はトラウマがあるので手を離さないのは本当に大事。。

アベル側も嫁のとある行動がトラウマになってるけど、それは嫁のほうは怒られた事があるのでわかってます。


---


アクレイギア帝国の貴族は大体愛妾持ちで、皇帝は側室も多く、ジークハルトと同母なのは第一皇女だけ。

「強さこそ正義」なので庶民だろうと皇帝になる事ができ、強い遺伝子を持つその血はいつの時代でも重要視され、皇帝は沢山の子を持つことが望まれました。


しかし、だからこそ多くの臣下や国民にとって、弱い皇子はいらない皇族です。常人より強い男である事は、皇子として生まれた者の責任。

皇帝がジークの弟達を殺したのは、弱い皇子を無駄に生かす無能な皇帝であるべきではなかったから、という理由もあり、ジークはそれを知ってはいます。


五人の妹が除籍だけで済んだのは、女は強い男と交われば強い子を産む可能性があるために生きる事を許されたに過ぎない。

第一皇女が未だ城に残るのは彼女の持つ能力も理由なのですが、帝国のそういった事情が本編に出るとしたらたぶんシャロン達が三年生の時…

果たしてそこまで……


---


ウィルは初めての友達であるシャロンとの出来事を本当ならアベルに逐一話したかったけれど

当時すでに兄弟仲には亀裂が入っており、また彼女の事を教えたらせっかくの友達を(自分より優秀な弟に)取られてしまうのではと思い言えず…

その反動もあって、和解から時間も経ってだいぶ気兼ねしなくなった今(229話)、「俺の友達はこんなにも可愛らしくて素敵な女の子なんだ」とペラペラ喋るもんだから誤解を深めている……

若干、「だからお前も彼女を好きになると思う、俺とは違う意味で」という気持ちも込みですが、弟にはまったく伝わっていないのだった


---


セシリアはウィルが「俺が貴女に護衛を頼むせいで、家族と過ごす時間を減らしてしまっているな」と気にするので、「じゃあ皆で晩ご飯にするか!」と自宅に連れ帰った所、旦那は卒倒するわ息子達はウィルの髪や服を引っ張るわでヴィクターにめちゃくちゃ怒られたし、結局ヴィクターも一緒に食べた。


---


序盤に下町の路地裏で飲んだくれていたトニーさんを振ったアデラインはパン屋の孫娘(シャロン達が入店した時に対応した人)で、

女神祭の時にでも八百屋さん含めちょろっと再登場させて名前を明かしておくつもりだったけれど、女神祭関連の新しいキャラも多かったので結局やめてしまった…


---


ランドルフは雪山の件以来たまに「まだくたばるわけにはいきませんので」「拾いものの責任がありますからな」とか言うから通りすがりのダンがウガァアアアッ!てなってる


---


チェスターの父パーシヴァルは公爵で大臣なので仕事の時は真面目ぶってますが、学生時代は実力のあるお調子者で、強面だけど優しく女子をよく褒めよく笑わせるので非常にモテました。恋人は作らないけど、食事やティータイムを一緒にする女子の友人はめちゃくちゃいるタイプ。

かつとんでもない強さで男共から熱い尊敬と友情とやや妬みを向けられ、知らない者はないレベルで派手な学園生活を送りました。後からエリオットとギルバートが入学してくると、さらに楽しみが増えたとばかり二人にも絡み、共に数々の事件を解決に導く事になります。


その頃、まだ入学できないジョシュア(サディアスの父)は報告を聞いて「殿下を危険な目に遭わせるなど何を考えているあの茶色頭…!」と歯をギリギリしていた。

自分が入学して生徒会役員になる頃、ディアドラ・ネルソン侯爵令嬢というある種の問題児が君臨している未来を彼はまだ知らない。

地味にディアドラとジョシュアは同い歳です。


---


女神祭3日目(144話)の夜


紫のリボンをつけた白い子犬が自分を見上げていた。

ちょろちょろと足元を動き回るので、屈んで手を差し出すと、「はい!」とばかり前足を揃えて乗せてくる。散歩に行きたいのか遊びたいのか、きらきらした目でこちらを見ながらくるくる動く姿を見つめ、ふと笑みを零した。

吠えなくともその動きで、彼女がずっと自分を呼び、何か楽しい事を喋りかけているのだろうとわかる。時折こちらを見たまま、誘うように一歩二歩前へと飛び跳ね、すぐに戻る。

「あちらへ行きましょう」と言うように。


しかし、できない話だ。

理由はわからないが、この場からは動けない。

されるがままの無防備な頭を撫でてやり、「お前だけで行くといい」と呟いた。問題はないはずだ。あちらにはきっと、「皆」いる。安全な場所だ。

手を離すと、彼女は不思議そうに瞬いてから歩き出した。

ほんの数メートルで振り返り、こちらへ駆け戻り――屈んだままでいたアベルの額目掛けて、頭突きした。

小型犬にあるまじき、なかなかの音が響いた。

そこで目が覚めたものの、咄嗟に周囲を確認する僅かな間に記憶は消え、夢の事はそのまま忘れてしまった。


あの夜はふと集中が途切れた時など「……子犬か……」と、なんとなく思い返してしまっていたがゆえに見た夢の話でした。

ちなみにポメラニアン。

アベルは無意識下でシャロンに対する感情に真っ当な位置付けを求めているので、子犬(=庇護対象)が妙にしっくりきたのです。


---


何度か名前が出ているバーバラ・ナイトリー上級医師、実はシャロンが騎士団で治癒をした時に監督役をしたのも彼女です。消毒薬を振りかぶってた人。

怪我した事について説教するものの、患者が秘密にしたい事は守る人です。口が堅い。傷に障らない痛がらせ方を心得ているので騎士達には恐れられている


---


ヴィクターは王子の護衛騎士の中で一番の(というより唯一の)常識人なので苦労しています。

卒業後は親への反抗心もあって一人旅をしましたが、各領地を守る騎士の姿を見て、進む道を決めました。

ウィルが怒った時に「馬鹿っ!」と言ってしまうのが自分の影響だという恐ろしい事実はまだ知らない。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

本編:ハッピーエンドがない乙女ゲームの世界に転生してしまったので

【ハピなしのまとめ】
◆(過去編・ゲームシナリオ)回まとめや
ここに載らない小ネタ含むまとめへのリンクはこちら↓
本編抜粋・小ネタリンクまとめ

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ