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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

仮面の女の子

「友達の定義、貴方は考えたことある?」

今日から中学生。私も遂に、憧れの学校へと入学をする事ができた。中学受験って本当に大変だったよ。だって、嫌いな人から離れたかったんだもん。なのに、なのに彼女は私と同じ学校を受験した。しかも受かりやがった。あんなやつ死ねばいいのに。


ーーーーーーーー


私は今日も息をする。

私は今日も歩く。

私は今日も生きる。

勉強、運動、友達関係。沢山のことで悩んで、喜んで。彼女もその1つ。由梨ちゃんは私の事を嫌っているみたいだから。

あんなに仲良しだったのに、喧嘩1つで距離が空いてしまった。

友達ってなんだろうね。


ーーーーーーーーー


私は、今も引き摺っている。梨花の事を。なぜあの時、喧嘩したのだろうと、今でも思う。

喧嘩したまま距離が空いて。だけど同じ中学を受けて、受かって。

仲直りするタイミングが欲しくて、これからもなるべくそばに居たくて受けたはずなのに。彼女は私の事を嫌ってるせいか、話しかけても貰えない。

本当に、後悔しかない。


ーーーーーーーーーー


春といえば出会いの季節。若しくは別れの季節。私は彼女とまた仲良くなりたいと思っている。

私は1歩踏み出した。彼女と仲直りがしやすくなるように、なるべく明るく接した。



私は、彼女を屋上に呼び出した。ちゃんと来てくれた。

時刻は5時を回っている。今日は部活が休みだし、別にいいよね。


「ーーーちゃん」


私は彼女の名を呼んだ。久しぶり、だね。この感じ。


2人で屋上からの景色を見た。綺麗な夕焼けだった。











私は、彼女をそこから突き落とした。

地面には彼女らしき死体と、赤く滲む砂や土があった。


「何が友達よ。」

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