第1話 時間停止に目覚めたのでこの世界にサヨナラします。
読んでいただきありがとうございます。
小説を書くのは初めてです。
ですので、誤字脱字があると思います。
ごめんなさい。
昔々…聖神と魔神による、大戦争があった。
その大戦争は、永遠と思える程…長く続いた。
両陣営は傷つき疲弊しきり、戦争に疑問を持つ者もいた。
ある時…二人の神は、大戦争を終えるために…ある協定を結んだ。
「私達が争うから、世界は確実に…虚無に向かっていく」
「私達で、終わりにしよう!」
「戦いの、結末は…ヒトに委ねよう」
「我らの力を半分ずつ…ヒトに渡して、世界から去ろう…」
「ヒトを葛藤させ…天秤がどちらに傾くかを…決着としよう」
「そして、この世界を統べる王を…つくろう」
そうして、聖神と魔神は…この世界から消えた。
この物語は世界の行く先…未来を決めるヒトのお話である。
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俺はサラリーマン!
ここは、未来の足跡が聞こえてきた日本!
でも、車は普通に地面を走ってるし、俺はバイクに乗ってる。
俺:「えーと…ちょっとまって…」
今は、通勤中…つっても絶対絶命のピンチ中だ!
今月8回目の遅刻をした…次の日で、ギリのギリッギリだ!
皆…呆れている気がする…が気のせいだと思う!…うん。
最後のカーブを曲がれば…間に合う!
俺:「時よ…とまれ!」
冗談だけど、結構本気で…叫んだ。
俺:「あっ…」
そこからはよく覚えていない。
ごめん…俺の話に戻ろう。
誕生日は6月10日で、時の記念日生まれだ。
中二病発症時期には、時の支配者みたいな事も考えてた。
でも…こんなこと望んでない!そもそもなんでこうなった!?
時が止まったんだ…時計も走っている車も、俺自身でさえ…
時間が止まって、意識だけある状態。
解除方法も出来ず、そのまま3時間ぐらい?止まっていた。
以上で回想終了っ!
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俺心:「え?…どうすんのコレ?はーん?」
体は動かない。
俺心:「ふん!はっ!」
力をこめるが、音もせず、声も出せない。
息をしている感覚すらない。
俺心:「うわっなんだ?…え!ちょちょちょっ…(汗)」
遠くの方から…光の塊と黒い闇が、俺の方にくる。
俺の目の前で、(ヒュン!)と音がしてとまる。
光と闇が2人の女の子にかわる。
俺心:「え?何が起きてる?」
一瞬…考えがが追い付かない。
俺心:「おっ!めっちゃかわいい!」
白いお姉さんと、黒い女の子がこちらを見ている。
白:「ちょっと~これはひどいわ~!時間を~止めすぎよ~!この世界で~これ以上時間を~止めないで~!」
白い子は、ゆったり~ゆっくり~喋る。
黒:「遅いわ!もう少し早く喋りなさい!」
「あんたもあんたよ!」
黒い子は元気よく!…標準より早口で、せっかちな感じで喋る。
俺心:「助けて、何もできないんだ。」
体が動かないし声も出せない。
何も言えず、固まっている俺。
数分が経過して、痺れをきらしたように、白い女の子が話す。
白:「無視ですか~そっちが~そーくるなら~考えがあります」
白の子が手をかざすと、体が光の膜で覆われる。
黒:「ちょっと!待ちなさいよ!」
黒の子が慌てながら言う。
俺心:「まじ…何コレ恐い!会社いくところだったけど?」
「嘘だろっていうか、コレ(時間停止)解除してくれないの?」
「えーーー?」
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どこかに連れていかれる俺。
空間だってことは、分かるが見えない。
何もないように…見えて、暫く…時間がたった。
(パンっ)と手をたたく音が、聞こえた。
音と同時に、光の膜が消える。
白と黒の子が…言い争っている。
座っているように…見えるが、空気椅子のようだ。
白:「あ~も~!…連れてくるのは~決定だったでしょ~!」
「解除したから~そんなに~怒らないで~!」
二人で言い争っている。
黒:「そういうことじゃない!…大体!…あんたは、いつもいつも…」
「勝手な行動を、とった事に怒ってるの!」
黙って見ている俺に気付く。
「まぁいいわ、で…あんたはどうして、黙って見てるのよ!」
変わらず声もでない状態が続く。
それでも女の子たちは気付かず、話しかけてくる。
黒:「なるほど…停止して、喋れないのね」
黒の子が、手をかざすと…暗闇が俺をつつみ口の中に入る。
俺:「ゴホッ!ゴホッ!」
俺はえずきながら、口に手を当てる。
体が動くことを確認する。
黒:「私は、悪魔ルビーよ…で、こっちの、白いのは」
白:「私は~天使の、マテリアルよ~よろしく~」
ルビー:「で…あんたは誰?なんで止まってたの?」
俺:「こちらこそよろしく、名前は…海川あきらです」
俺は、止まっていた経緯をはなす。
途中…マテリアルさんは寝てるように見えた。
マテリアル「はいわかりました~!」
「あなたは時間能力が~あるみたい~♪」
「どうしようか~ルビーちゃん!ん~これは~もう…!」
ルビー:「分かったわ!…あなたには…2つ選択肢があるわ!」
「今すぐ死ぬか…力に対応した世界で生きていくかよ!」
ルビーはドヤ顔で、俺に問いかける。
俺は一瞬…考えたが答えは決まっていた。
「ちょっと…トイレ行っていいですか?」
トイレに行きたくて…限界だった。
空気読まなくて、ごめんなさい。
マテリアルとルビーは、少し力が抜けたようだ。
マテリアルが手をかざすと、トイレが出てきた。
俺はそそくさと走っていった。
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10分後、仕切り直したいとの事。
再度同じやり取りを行う。
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ルビー:「なるほど、あなたには…2つ選択肢があるわ」
「今すぐ死ぬか…力に対応した世界で生きていくかよ!」
ルビーはドヤ顔で、俺に再度問いかける。
俺は…異世界に行く事で、了承した…つか…選択肢なくない?
異世界に行くにあたり、注意事項があるようだ…。
マテリアル:「まず~あなたの力を封印します~はいおわり~!」
話ながら手をかざし、光が俺をつつみながら消えていく。
ルビー:「これからの世界で、徐々に使いこなせるよう…努力しなさい」
「私達からのプレゼントを…それぞれ渡すわ!」
マテリアル:「じゃあ~わたしから~」と紙を数枚渡される。
「じゃあ~読んで~よく考えて~決めてね~♪」
紙には、永続筋力上昇、超能力テレキネシス、予知などなど
…かわいい文字で色々記載されている。
その中でも、俺の目に止まったものは…
「絶対記憶能力!コレにします。」
マテリアル:「え~そんな地味力でいいの~?」
「ほんと~に…後悔しない~?」
ルビー「いいのよ!本人がそれでいいなら、次は私の番ね!」
「私からは、コレをあげるわ」
俺心:「ナニコレ…」
鶏の卵のよう…そう白いアレ。
ルビー:「ナニコレ?っと思ってるわね(怒)」
「これは、あなたが本当に必要なものが出てくる卵よ!」
「だから…私もなにが生まれるかはわからないわ!」
「まぁでも…すぐ生まれると思うわよ」
マテリアル:「大丈夫よ~無駄なものは~渡さないから~」
「それでは~力を~授けます」言い終わると手をかざす…光が俺を覆う。
「力が~地味だから~実感は湧かないけど~♪」
ルビー:「あーもう!本当に喋るの遅いのよ!」
「サービスで…今までの記憶も消えないようにしてあるから!」
「それじゃ、転送するから…心の準備してね!」
マテリアルとルビー:
「聖なる神と…邪なる魔神の御名において、マテリアルとルビーが命じます」
「光の祝福と…闇の混沌が、あなたの側にありますように!」
「願わくば、悔いのないよう…あなたの道を進めるように!」
「私たちは…願っています」
「いってらっしゃい…新たな世界へ!!」
二人が言葉を唱えると、足元が光輝く。
頭の中には…頭痛がするほど、音が鳴り響く。
キュインキュイン…キーンキーン…と
永続的に鳴る音に…意識を持っていかれる…
最後に覚えていたのは、2人の笑顔だった……
続く
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俺が異世界に転送された後…
マテリアル:「でも~大丈夫かな~?」
ルビー:「何が?さっきの子の事なら、任せるしかないわ」
マテリアル:「今回ので~なんにんめだったっけ~?」
ルビー:「さぁ?覚えていないくらい送ってるからね」
「大体、一万は越えてるんじゃない?」
マテリアル:「力に目覚めた~ヒトの使い方に~よるもんね~」
ルビー「まぁ…今回の能力は、期待できるんじゃない?」
マテリアル:「あの~地味力?」
ルビー「それじゃないけど(呆れ)…今回のは私たちも時間止められてたからね」
「だから…回収するのに時間かかったわけだしね」
マテリアル:「そうね~気付くのに~結構かかったもんね~」
ルビー:「だから、期待できるかもねって言ってるの!」
ここまでは、他の作品に似たような感じですね。
他の作品には無いような魅力を、考えていこうと思います。
誤字脱字はありましたか?
これから、不定期で書いて行こうと思います。
最後になりましたが、よろしくお願いします。