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再生医療の発展に伴う倫理観や倫理感

作者: Lomyrrh
掲載日:2019/07/03

現在、ES細胞は受精卵の一部を使用して作成することから倫理面で問題があると言われており、また、その問題を克服する可能性を持っていると期待されている万能細胞として、成長した自身の細胞を利用するiPS細胞が山中伸弥教授らによって研究、開発され、既に肝芽や角膜の移植など様々な臨床研究が行われている段階にあり、実用化も遠くないとまで言われている。

科学技術や医療技術が発達した先進国では近年、平均寿命が延び高齢化が進んでいることからも分かる通り日本のみならず世界中が高齢社会になりつつある。これには様々な要因が関係していると思われるが、少なくとも日本においては医療技術の進歩が原因の一端を担っていることは間違いないであろう。

このようなことから私は、「ES細胞」や「iPS細胞」と言った万能細胞を利用した再生医療技術が発展することに関して、失った器官が再生できる可能性を秘めた「再生治療」の研究が進む事に関して、この研究の先に見える、「不老」や「誰もが天寿を全うできる世の中」と言った人類の悲願にも繋がる研究分野に対して、「強く期待をしてしまっている」が、またその反面、世界や地球の規模で見た場合、再生治療技術の発展が本当に良い事なのかを疑問に思ってしまう事もある。

また、「新技術」というものは元来二面性を秘めているものであると私は思っている。それは、東洋医学が主流だった江戸時代に西洋医学、特に外科手術が受け入れ難かったことからも、人工知能の思想から「ターミネーター」というSF映画が作成されたことからもわかる通り、人間が未知を潜在的に恐れている事に起因しているのかもしれない。

現状では、神経、心筋、血液など様々な組織に分化することが確認されているiPS細胞であるが、立体的な人間のサイズに合う臓器の作成には至っていない。だが、この再生治療の「是非」というものが80歳の老人がiPS細胞で作成された心臓を移植する事で130歳まで生きる事を可能にする事の「是非」に繋がるならば、私は、人類の為に「非」に一票を投じる事もまた吝かではない。


_________________________


参考:

・京都大学 iPS細胞研究所 CiRA (サイラ)

もっと知るiPS細胞 iPS細胞とは?

https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/faq/faq_ips.html


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