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レベルの概念があるのは僕だけなので、最強無敵の英雄になってみる  作者: アカバコウヨウ
空と英雄の章

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第五百八十九話 空は死神を倒してみる

「本当に助かったよ……胡桃」


 と、空はすぐさま離脱。

 傍にあった瓦礫へと、身を隠すことに成功する。

 すると。


 途端に戻って来るのは、身体に漲る力。

 慣れ親しんだレベルと勇者の力だ。


(死神の無効化能力……あれの効果範囲は未だ不明だけど、やっぱり認識外に出れば通用しないみたいだな)


 となれば、次に空がすることは決まっている。

 空はこの時のために、異世界でその魔法を取得してきたのだから。


「魔法 《ハイド》」


姿と気配を消す魔法。

空の体感からすると、なにも変わった気はしない。


(でも、これで大丈夫なはずだ。なんせ、この魔法はシャーリィのオススメだし)


 きっと、第三者からは空が見えなくなっているに違いない。

 と、空はゆっくりと瓦礫の陰からでる。


「…………」


 視界に映るのは、死神の怪人が胡桃へと近づいていっている姿。

 空が居なくなったため、邪魔な胡桃を先に倒そうとしているに違いない。


(やっぱり、死神の怪人の敵意が感じない……僕のことを、完全に認識していない)


 これならばいける。

 と、空は右手に力を込め、構えを取り――。

 次の瞬間。


 全力で地面を蹴りつける。


 直後、爆散する地面。

 進む空の身体。


 死神の怪人はこちらを振り返る。

 しかし、空の方へ視線があっていないのが分かる。

 奴にはやはり、空の姿が見えていないのだ。


「僕の勝ちだ」


 言って、空は死神の懐へ潜りこむ。

 そして、レベルと勇者の力――その全てを乗せて。


「拳技 《破砕》!」


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