表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベルの概念があるのは僕だけなので、最強無敵の英雄になってみる  作者: アカバコウヨウ
空と英雄の章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

587/612

第五百八十七話 空と死神と……

「死神の怪人。今日こそ、あなたを倒させてもらう……それが僕の使命だから」


 と、空が言った直後。

 空の身体から、あらゆる力が抜ける感覚。


 間違いない。

 これは死神の無効化能力だ。


 右手に握られていた片手剣が、いつの間にか消えていることからも確かだ。

 となれば、次に来るのは――。


「っ――!」


 と、空は全力で身を逸らす。

 すると、先ほどまで首があった場所を、高速の何かが通り過ぎる感覚。

 目視できなかったが、死神怪人の鎌に違いない。


(相変わらず早いけど、やっぱり経験則で躱すことはできる……だったら!)


 作戦の軌道を戻す。

 というのも、空はこの怪人への作戦を二つ立てていたのだ。


 一つは奥の手かつ、取り返しのつかない作戦。

 そのため、なるべくならば使いたくないもの。

 もう一つは――。


(魔法 《ハイド》で完璧に姿と気配を消してからの攻撃)


 いわゆる、意識外からの一撃。

 それにより、この怪人にレベルと勇者の力を加算した一撃を、完璧に入れるというもの。


(それさえ入れば、間違いなく倒せる。だから問題は――)


 どうやって、この魔法 《ハイド》を発動させるか。

 すなわち、どうやってこの死神怪人の知覚外へと出るか。


「本当は奇襲攻撃をする予定だったんですけど、あなたがこの段階まで現れてくれなかった以上……仕方ない、ですよねっ?」


 直後、再び感じた死の気配。

 空はそれを躱すべく、全力で身体を動かすのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ