表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベルの概念があるのは僕だけなので、最強無敵の英雄になってみる  作者: アカバコウヨウ
空と英雄の章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

560/612

第五百六十話 空と狐とアイスクリーム

「あ! 大変だ! クーの口の端っこにアイスがついてる!」


 と、言ってくるのはシャーリィだ。

 空はそんな彼女へと言う。


「え、あぁ……ありが――」


「ダメだ! 自分で取ろうとしたらダメなんだ!」


「えっと……」


 ダメだ。

 シャーリィが言っている事が、よくわからない。

 空がそんなことを考えていると、シャーリィは言葉を続けてくる。


「シャーリィは知ってるんだ! こういうのは、一緒に居る女の子が食べてあげるんだ! それで、シャーリィは狐だけど女の子なんだ!」


「シャーリィを女の子じゃないって思った事はないけどさ、どういう意味か教えてほしいんだけど」


「? そのままの意味だ! シャーリィが、クーの口の端についてるアイスを、ペロってするんだ!」


「…………」


 シャーリィ。

 いったいどこで、そんなラノベみたいな知識を得たのか。


 ひょっとしたら、日本でその手のアニメを見たのかもしれない。

 シャーリィはテレビもしっかり見るので、その可能性は充分――。


「リーシャが言ってたんだ! 今度クーにそういうことを、してあげたいって! 男の子はそういうのが好きだって!」


 などと言ってくるシャーリィ。

 なるほど。


(まさかリーシャが犯人だったとは………)


 これは空のイメージだが、リーシャは真っ白なイメージがあった。

 しかし、実はそうでもないに違いな――。


 ぷにぷに。

 ぷにぷにぷに。


 と、突如つつかれる空の頬。

 見れば、そこに居るのはにっこりシャーリィ。

 彼女は狐耳をピコピコ、空へと言ってくるのだった。


「クー! クー! ペロってしていいか?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] もう空はシャーリィと結婚しろよ。他の女は灰汁が強すぎてやってられない未来しか見えんわ。 エクセリオンで式を挙げれば、うるさい時雨から文句を言われることもなかろう。
[一言] 間違えた! シャーリィが可愛すぎて、萌死する…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ