第五百五十七話 空は色々と買い込んでみる!
時は、時雨が作戦会議をする少し前。
場所はエクセリオンのとある店。
現在。
空はシャーリィと共に、お買い物の最中だ。
もちろん、ただ遊んでいるわけではない。
「クー! これだ! この技能書がお目当てのやつだ!」
と、言ってくるのはシャーリィだ。
彼女は狐尻尾をふりふり、狐耳をピコピコ空へと続けてくる。
「魔法 《ハイド》だ! これを使えば、少しの間だけ姿と気配を消すことができるんだ!」
「へぇ。これって普通に気配を消すのと、やっぱりなにか違うのかな?」
「全然違う! ただ気配を消しているだけだったら、感が鋭い獣人や魔物にならすぐに見つけられる――シャーリィだって簡単に見つけられるんだ!」
「ってことは、この魔法 《ハイド》を使えば……」
「シャーリィでも見つけられない! 使用者の技量によるところはあるけど、きっとクーなら大丈夫だ! クーが使ったら、誰にも見つけられないんだ!」
ふりふり。
ぴこぴこ。
シャーリィの尻尾と耳からは、凄まじい自信を感じる。
彼女がこうまで言うのなら、きっとそうに違いない。
と、空がそんなことを考えていると。
「ただ、この魔法には欠点もあるんだ!」
言ってくるシャーリィ。
空はそんな彼女へと言う。
「欠点? ひょっとして、使っている間は動けないとか?」
「動くことはできる! でも攻撃したり、攻撃を受けたりすると《ハイド》の効果が切れちゃうんだ!」
「あぁ、なるほど」
ゲームでもよくある奴だ。
しかし。
「だったら十分だよ、問題ない」
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