表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベルの概念があるのは僕だけなので、最強無敵の英雄になってみる  作者: アカバコウヨウ
空と英雄の章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

544/612

第五百四十四話 空は死神と再戦してみる④

「これなら戦える……!」



 決して、形勢が有利になったわけではない。

 だが――。


(戦えるのなら、勝てる可能性だってゼロじゃない。だったら……僕がヒーローである以上、今日ここで――僕がこの怪人を倒す!)


 きっと、それこそが空の使命なのだ。

 空はこの世界の窮地に、この怪人を倒すために生まれて来たのだ。


(そうだ、倒してみせる……絶対に!)


 と、空は地面を蹴りつけ、前へと進む。

 決して、いつもほどの速度ではない。

 むしろ、異世界の冒険者と比べれば、かなり遅い方でしかない速力。


 それでも空は、出せる全速力で怪人へと進む。


 怪人の動きをひたすら予測。

 迫りくる攻撃を回避――回避、回避。


 少しでも隙があれば再び前進。

 その過程で身体中に傷が出来るが無視。


(前へ、前へ……あの怪人に攻撃を入れるまで!)


 時間にして三十秒。

 空は二百以上の攻撃を躱し、ゆっくりと前へと進む。

 そしてついに――。


「入った……僕の間合いだ!」


 空は死神の怪人。

 その首へと狙いを定めると。


「剣技 《一閃》!」


 技能は使えずとも。

 体に染み込んだその技を、完璧に再現するのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ