表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベルの概念があるのは僕だけなので、最強無敵の英雄になってみる  作者: アカバコウヨウ
空と英雄の章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

528/612

第五百二十八話 空と地下散歩②

(僕のためにしてくれた胡桃の努力を、無駄にできるわけがない。それに体どうこう以前に、いい加減この地下について、自分の目で見て回りたいっていうのもあるしね)


 と、空がそんなことを考えてから数分後。

 現在――。


「で、ここどこかな?」


「…………」


 と、気まずそうな表情をしているのは胡桃だ。

 空はそんな彼女へと言う。


「えっと、地下とは思えないほど綺麗な花畑があるから、そこに案内してもらうって聞いてたような」


「…………」


 さて。

 現在、空の目の前にあるのは花畑などではない。

 これはどう考えても。


「遊技場だよね、これ」


 あるのは開けたスペース。

 そして、そこにはビリヤード台やダーツ。

 さらには卓球台までもが並んでいる。


 きっと、避難した住人のために作ったに違いない。

 空はそんな遊技場を見ながら考える。


(まぁ、地下にずっと避難してたら息もつまるよね。上は怪人が闊歩してるわけだし、こういう気分転換は必要かも)


 気分転換。

 そう、気分転換といえば。


「ちょうどいいからさ、僕達も気分転換しようか?」


「え?」


 と、ぴくりと肩を揺らす胡桃。

 空はそんな彼女へと言うのだった。


「胡桃はわざとここに案内してくれたんだよね? 僕が寝てばっかで気がめいってたから、少しは遊ばせてあげようって」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ