表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベルの概念があるのは僕だけなので、最強無敵の英雄になってみる  作者: アカバコウヨウ
空と英雄の章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

512/612

第五百十二話 空は死にかけてる間の説明をされてみる

 時は時雨がやって来てから数十分後。

 場所は変わらず、先の部屋。

 現在、時雨がようやく泣き止んだ頃。


「落ち着いた?」


「いえ……すみません。怪我をして一番辛かったのは兄さんなのに……思わず怒ってしまいました」


 と、しょんぼりしている時雨。

 空はそんな彼女へと言う


「いや、あれだけ怒ってくれるほど心配してくれたんだよね?」


「そんなの当たり前じゃないですか……わたしは兄さんが居ないと!」


「だったら、すごい嬉しいよ」


 それに、空としても時雨の気持ちはわかる。

 空だって、もしも時雨が同じような怪我をしたら。


(ものすごく心配するけど……怒る、かも)


 時雨は空の大切な妹だ。

 もう二度と、そんな危険ことはしてほしくない。

 そんなことを時雨にぶつけてしまうに違いない。


「でも兄さん……本当に気をつけてください」


 と、言ってくるのは時雨だ。

 彼女は空へと言葉を続けてくる。


「兄さんの怪我は致命傷――心臓や肺もぐちゃぐちゃだったんですよ」


「え……なんで僕生きてるの」


「…………」


 と、ジトーと視線を向けてくる時雨。

 なるほど、わかったら苦労しないというわけだ。

 そして、空には時雨がここまで心配した理由がわかったのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ