表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベルの概念があるのは僕だけなので、最強無敵の英雄になってみる  作者: アカバコウヨウ
空と英雄の章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

502/612

第五百二話 空と怪人の親玉

「空……次はもっと早くどうするか、決めた方がいいみたいね」


 と、呆れた様子の胡桃の声。

 同時、開くのは宇宙船のハッチだ。


(胡桃が呆れるのもわかるな)


 先ほど、空達は百体以上の怪人を楽に倒した。

 にもかかわらず、怪人側はまたも怪人たちを増員しようしているのだ。

 きっと、そうすれば空達を倒せると踏んでいるに違いない。


(でも、向こうから降りてきてくれるなら好都合だ)


 宇宙船自体の対処は後になってしまう。

 けれど、中身の怪人を全滅させられるのならば、それはそれでいいのだから。

 だがしかし。


「ねぇ、あたしの見間違いじゃなかったら……あれ」


 と、言ってくる胡桃。

 空はそんな彼女へと言う。


「いや、見間違いじゃないよ――降りてきてる怪人は一体だけだ」


「なにあれ、どういうつもり? まさか白旗でもあげに来たってわけ?」


「わからない……」


「空! 例え白旗でも、そんなの無視しなさいよね! 日本をこんなにした怪人の降伏なんて、受け入れる必要ないんだから! 殲滅よ! 殲滅あるのみなの!」


 ぷんすかぷんすか。

 胡桃はお怒りだ。


 けれど正直、空だって許せないという気持ちはある。

 まぁ、どうするにせよ相手の出方しだいだ。

 それになにより――。


(この気配……降伏を宣言しに来たとか、そんな感じはしない)


 降りてくる怪人からは、敵意と悪意を感じる。

 そして、これまで感じたことのないほどの強さを。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ