表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベルの概念があるのは僕だけなので、最強無敵の英雄になってみる  作者: アカバコウヨウ
空と英雄の章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

478/612

第四百七十八話 空はへとへとになってみる

 魔王を倒してから数時間後。

 場所はエクセリオン城門前。


「胡桃!」


「言われなくても、わかってるんだから!」


 と、聞こえてくる胡桃の声。

 同時、空に向かって放たれるのは、魔物による火球。


 しかし、それは空にあたる直前ではじけ飛ぶ。

 さきほど、胡桃が不可視の盾を張ってくれたおかげだ。


「空、今よ! あいつで最後……止めは任せたんだから!」


 と、再び言ってくる胡桃。

 きっと、不可視の盾を解除したに違いない。

 であるなら、空がするべきことは一つ。


「っ!」


 空は即座に魔物の方へと突き進む。

 そして――。


「これで、終わりだ!」


 剣技《一閃》。

 魔物の体は綺麗に両断される。


 …………。

 ………………。

 ……………………。


 そんなしばしの静寂。


 やたら自分の呼吸の音が大きく聞こえる。

 空がそんなことを考えながら、剣を鞘へと納めたその直後。


 大地を揺るがすような。

 歓喜に溢れた人々の声が、聞こえてくるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ