表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベルの概念があるのは僕だけなので、最強無敵の英雄になってみる  作者: アカバコウヨウ
空と英雄の章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

476/612

第四百七十六話 空は魔王を倒してみる

「僕の勝ちだ……っ!」


 と、空は剣の柄をアルハザードの腹部へ、全力で撃ちこむ。

 すると、しばしの静寂の後――。


「こ、ぞう……きさ、ま――っ」


 言って、ゆっくり崩れ落ちるアルハザード。

 彼女は意識を失ったのだ。


(さすがに僕の全力が直撃したら、アルハザードさんでもこうなるか……とはいえ)


 とはいえ、これで空の勝利は決まった。

 アルハザードは戦闘不能、さらには魔王のジョブも消え失せた。


「あとはエクセリオンを襲ってる魔物残党を倒すだけか」


「クー! クー! 大丈夫なのか!? シャーリィは心配だ!」


 と、聞こえてくるのはシャーリィの声。

 見ると、空の方へと近づいて来ている彼女。

 空はそんな彼女へと言う。


「僕は大丈夫。それより、アルハザードさんをお願いできるかな?」


「アルハザードをか? どうすればいいんだ?」


「リーシャのところに連れて行ってほしい。アルハザードさんを回復させるのもそうだけど、死なない様に説得するのはリーシャの方が適任そうだし。あぁ、それともちろん――」


「大丈夫だ! ちゃんとアルハザードの身に何が起きたのかも言う!」


 と、尻尾をふりふりシャーリィ。

 彼女は空へと続けて言ってくる。


「クーが魔王のジョブをやっつけて、アルハザードが真人間になったって、シャーリィはちゃんと説明できる!」


 真人間……。

 なんだかニュアンスが違う気がする。

 だがまぁ、その辺りはシャーリィに任せるとしよう。


「それよりクー!」


 と、言ってくるシャーリィ。

 彼女は空へと言葉を続けてくるのだった。


「どうしてクーも一緒に来ないんだ? クーだってボロボロだ!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ