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レベルの概念があるのは僕だけなので、最強無敵の英雄になってみる  作者: アカバコウヨウ
怪人と英雄の章

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第三百五十六話 空は胡桃と一緒にお見舞いに行ってみる

 怪人島の事件から二週間。

 その間、様々なことがあった。


 無名ヒーローの快挙として、空の働きが報道されたり。

 多くのトップヒーローが倒れたせいで、治安が乱れたり。

 その治安を空達が頑張って治めて、また報道されたり。


 とにかく色々なことがあった。

 そして今日、そんな日々が霞んでしまうくらいの大きな出来事が起きる。

 それは。


「空! 早くしなさいよね! なんでそんなにトロトロ歩いてるのよ!」


 と、言ってくるのは胡桃である。

 現在、空と胡桃は学校傍にある大型病院へ向かっている最中だ。

 その理由は簡単。


 胡桃の妹、唯花ことノインが眼を覚ましたと、昨晩連絡があったのだ。


 ノインは怪人島で倒れてから、すぐに病院へと搬送された。

 そして、様々な検査が行われた結果判明したのは。


 怪人化した身体を元に戻すのは不可能。


 そんな最悪な現実だけだった。

 おまけに、ノインは中々目を覚まさなかった。


 そのせいで、胡桃が連日落ち込んでいた。

 ノインの現状と密接に関係している空としても、かなり心がざわついていた。

 だがしかし、先に言った通り、昨晩になって状況が大きく変わったのだ。


(しかも、ノインはしっかり自分のことを梓唯花だって認識してるみたいだし、記憶障害もなくなってるらしい)


「ほら、空! 急ぎなさいよね!」


 と、空の手を引っ張り小走り気味な胡桃。

 空はそんな彼女を見て思うのだった。


(よかった……全部うまくいきそうで、本当に)


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