表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベルの概念があるのは僕だけなので、最強無敵の英雄になってみる  作者: アカバコウヨウ
怪人と英雄の章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

306/612

第三百六話 空と学生ヒーローの日常②

 時は時雨来襲から数分後。

 場所は変わらず風紀委員室。


「これでようやく落ち着きましたね」

 

 と、言ってくるのは時雨である。

 空はそんな彼女へと、思わず言う。


「いや、これのどこが落ち着いてるの!?」


 現在、空の状態は酷いことになっていた。

 簡潔に言うならば椅子取りゲーム状態だ。

 つまり。


 中央に空が座る椅子。

 それを囲むように、胡桃、時雨、そして氷菓の椅子が配置されているのだ。

 当然、三人の椅子は空の方を向いている。


 落ち着くわけがない。

 というか。


「せめて机を使おうよ! これじゃあプリントとかに書き込むときに、すごい書き込みづらいよね!?」


「はぁ? そんなのおまえに押し付けてかけばいいじゃない」


 どこかのアントワネットみたいなことを言いだした氷菓。

 空はそれを聞いて確信した。


(うん……やっぱり余計なことは言わないほうがよさそうだよね、これ)


 軽く言っただけで、凄まじい可能性――空が彼女達の机になる未来が産まれたのだから。

 空が今するべき最善は、とりあえず話を進める事だ。

 故に、空は時雨へと気になっていた事を問うのだった。


「そういえば時雨、さっき事件って言ってなかった?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ