表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベルの概念があるのは僕だけなので、最強無敵の英雄になってみる  作者: アカバコウヨウ
怪人と英雄の章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

248/612

第二百四十八話 空とヒーローの方策

『全校集会を行います。全校集会を行います。生徒の皆さん、教師の皆さんは校庭へと集まってください。繰り返します――』


 そんな放送から時は数分後。

 現在、空は校庭へとやってきていた――場所は違うが、胡桃もどこかへ居るに違いない。


(というか、胡桃が違うクラスどころか、僕より学年下なの忘れてたな)


 さっきなど、ナチュラルに一緒のクラスの列に並ぶところだった。

 胡桃とは先輩後輩な付き合い方をしたことがないので、仕方ない事ともいえる。

 さてさて。


「であるからして~」


 と、壇上では校長が今後の学校の方針について話している。

 しかし、他の学校でもよくあることに違ないが、聞いている人は少ない。

 だいたいは友達と小声でお喋りか、聞いているふりをして違うことを考えている。


(校長の話長いんだよね、どう考えても関係ないこと喋ってたし)


 今は先に言った通り、今後について喋っている。

 だが、少し前など朝食の納豆のすばらしさについて語っていた。

 どうでもいいと言わざるを得ない。


 校長にとっては生徒を注目させる引きの話だったに違ない。

 けれど、完全に目的は失敗……むしろ生徒の意識は離れてしまっている。

いつもの流れならば、このまま生徒の意識が校長に向くことはないのだが――。


「というわけで、今日はこの方に詳しく話をしてもらいます……それではどうぞ、プロヒーローの天使さんです」


校長のそんな声。

瞬間、校庭が一気に静まり返る。

 続いて聞こえてきたのは。


「どうもプロヒーローの『エンジェル』です。校長先生のお話にあった通り、今日は大事な説明があってやってきました」


 プロヒーロー『エンジェル』こと、時雨の声。

 彼女は空含め、生徒全員の意識を壇上へと引き戻すのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ