表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベルの概念があるのは僕だけなので、最強無敵の英雄になってみる  作者: アカバコウヨウ
聖女と英雄の章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

235/612

第二百三十五話 空とリーシャはお買い物してみる③

 時はあれから数分後。

 リーシャは思いのほか、すんなりと空を目的地へと案内してくれた。


「どうでしょうか? 満足していただけしょうか?」


 と、自信なさそうに言ってくるリーシャ。

 けれど、空から言わせてもらえば、彼女が自信なさそうにする理由など皆無だ。

 なんせ――。


「予想以上だよ。っていうか、予想以上すぎて目当ての技能書探すのが大変そうなくらいだよ」


 店内に入った直後、見えてきたのは前後左右にある棚――それを埋め尽くすおびただしい巻き物である。

 当然、これらは全て技能書に違いない。


 技能書専門店。

 まさにそんな感じの内装である。

 広い店内には技能書以外、他の品物は見当たらないのだから。


 ところで、内装といえば気になることが一つある。


「ねぇ、リーシャ。なんだかこのお店ものすごくその、さ……」


 店内の床は一面大理石らしきもの。

 技能書が収まっている棚全て木製であるが、金細工が施されている。


(あの店員さんなんて、ビシッとしたタキシードみたいな服にモノクルつけてるし……おまけにピンっとした髭に乱れのないオールバック)


 明らかにこの店は高い店だ。

 となると空は困るのだ。


 ぶっちゃけ、空にそんなに高い金で技能書を沢山買う金はないのだ。

 などなど、そんな事を考えていると。


「大丈夫です、クウ様! ある程度ならば、この店の物はただで購入できますよ!」


 と、空の考えを察したに違いないリーシャ。

彼女がそんなことを言ってくるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ