表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベルの概念があるのは僕だけなので、最強無敵の英雄になってみる  作者: アカバコウヨウ
聖女と英雄の章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

233/612

第二百三十三話 空とリーシャはお買い物してみる

『じゃあ、スキル……技能書がたくさん売っている場所を見たいんだけど』


 空のそんな言葉から数十分後。

 現在――。


「エクセリオンが誇るセントラルマーケットへようこそです!」


 と、言ってくるリーシャ。

 彼女はエントランスホールでくるっと、踊るように空へと続けてくる。


「どうですか? ここは地下の職人街から、沢山の武器や技能書が送られてくるんです! ここなら、きっとクウ様の目に留まる技能書も見つかるはずです!」


「たしかに、すごいな……まるでショッピングモールだ」


「しょっぴんぐもーる、ですか?」


「ああ、うん。僕達の世界ではこういう場所を、そういう風に呼ぶんだよ」


 空は興味津々と言った様子のリーシャに、さらに言葉を続ける。


「僕達の世界のショッピングモールには、エスカレーターとかエレベーターっていう自動で上の階に上がれる乗り物もあるんだよ。リーシャが見たら、きっと驚くと思う」


「じ、自動ですか!? どのようなものか、まったく想像できません……魔法を常時発動させているのでしょうか?」


「機械で作られてるんだけど。まぁ、詳しくは僕もわからないかな」


「クウ様でもわからないなんて……クウ様の世界は難しくも素晴らしい世界なのですね」


 と、お祈りモードに入るリーシャ。

 機会があれば、リーシャにも空の世界を見せたいものである。


 と、空はそんなことを考えながら、周囲を見回す。

 すると見えてくるのは多くの店だ。

セントラルマーケットに入る前、外見を見た限りここは五階建てだった。


(つまり、今見えてる一階部分以外にも、多くの店が……少なくともこれの五倍分くらいの店がここに入っているんだよね)


 セントラルマーケット。

 名前の通り、エクセリオンの中央にあるわけだが。

 見る限り、大都市の中央にあるに相応しいと言わざるをえない。


 と、空がそんな事を考えていたその時。


「あ、あのクウ様」


リーシャが空へと声をかけてくるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ