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レベルの概念があるのは僕だけなので、最強無敵の英雄になってみる  作者: アカバコウヨウ
聖女と英雄の章

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第二百二話 空は地下街道で休憩してみる②

「ポテトチップス……それはいったいどんなものなのですか?」


 と、聞こえてくるのはリーシャの声である。

 空はそんな彼女へと言う。


「当然といえば当然だけど、リーシャはポテトチップスもサイダーも知らないよね」


「は、はい……ポテトということは、やはり食べ物なのですか?」


「うん、僕達の世界のお菓子だよ。シャーリィはこの世界の住人だけど、ポテトチップスが好きになってくれたから、きっとリーシャも気に入るとおもうよ」


「当然です! 勇者様が勧めてくれるものを、嫌いになるわけがありません!」


 と、お祈りモードに入ってしまうリーシャ。

 空はそんなリーシャを見て苦笑しながら、彼女を再度促す。

 だがここで一つ、彼は心配な点があった。


(リーシャって聖女様だから、ポテトチップスとかそういうジャンクフード系って、ひょっとしたら嫌いかもな)


      ●●●


 結論から言うと、空はリーシャを汚してしまった。

 つまりどういうかと言うと……。


「こ、これがポテトチップス……!」


 と、聞こえてくるのはリーシャの声である。

 彼女はポテトチップスを次々口に放り込みながら、空へと続けてくる。


「油っぽくて、塩っけが強くて……まるで健康を考えていない味です!」


「そ、そうだね……ジャンクフードだからね」


「食べる度に、身体のバランスを崩されていく気がします!」


「う、うん……ジャンクフードだからね」


「でも美味しいです! 背徳的な感じが、より一層美味しさを際立たせます!」


「…………」


 リーシャはポテトチップス一袋、全て一人で食べきった後。


「勇者様! この様な食べ物は他にないのでしょうか!?」


 キラキラと瞳を輝かせ、そんな事を言ってくるのだった。


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