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プロローグ1-2

これは……とりあえず、騎士?に紙を渡した。


「!」


渡された騎士?は、なぜかわからないが驚きながら、王女、王様?に紙を見せた。


その紙を見た王女、王様?はまさしくハズレだったと言いたそうな顔をしていたので、俺は、その場で一礼してから離れていった。


「おいおい、何があった」


戻ってきた俺に、早速陸が聞きに来た。


俺は、自分の職業とステータスの数値を3人に教えると、


「はぁあ!」


「え〜!」


「嘘!」


と、このように反応した。


そしたら、3人からは、ステータスを数値込みで教えてもらった。


3人ともステータスの数値が全て300〜400の間の数値だったことを知り、自分との差に驚いた俺。


「なぁ、おい」


陸が何か聞きたそうだったが、


「とりあえず、どうなるかわからないから保留な」


そう俺は、返事した。


実は、俺と陸は、このような異世界転移物の小説を、結構読んでいるからすぐに思い浮かんだんだ。


今後、何かが起きて主人公or最強ルートに行くのか、そのまま何も起きず平凡ルートに行くのかどれなのかと、


結果はまだ知りようがないので、しばらくは保留ということでお互い納得した。



ようやく最後の1人が今終わったようだ。


「皆さんのご協力のおかげで、大変良い結果を知ることができて、とても嬉しいです。…1人だけ残念な人がいましたが、今後のことは、私達がしっかりとサポートしますので、安心してください」


王女がそう言うと、騎士?の1人がトビラを開けた。


すると、開いたトビラからメイド?が複数俺達のところに向かって来た。


「今、来られたメイド達には、皆さんのために用意された部屋へと案内するように指示を出しています。誰か1人について行ってください。それでは。」


王女はそう言うと、王様?や騎士?達とどこかに行った。


俺達のほうも、1人、1人メイドについて行った。



あの部屋?から出て、ようやく…いや、改めて気付いた。ここが城であることと、本当に別の世界、異世界に来てしまったことに。


しばらく歩いてようやく俺の部屋についたようだ。

横を向いて見ると、

……げっ!俺の隣の部屋が陸かよ、…まぁ他のやつよりかは良いか。反対側は…空き部屋か。


俺は、連れて来てくれたメイドにお礼を言って、部屋に入った。


部屋の中は、ベッドと机と椅子が一つずつあって、とりあえず、ベッドに座った。


そして、移動中に気になったことを試してみた。


「ステータス」


名前 田中太一

種族 人間 (異世界人)

職業 見習い商人


Lv.1


HP 100

MP 100

筋力 20

頑丈 10

魔力 15

速さ 15


スキル

鑑定

アイテムボックス



思ったとおり、目の前に半透明のステータス表が出た。


あいつらは、紙を使わなくてもステータスを確認出来る方法をなぜ言わなかったのか、単純に、このことを言い忘れていただけなのか?


まぁ、いいか、それにしても……


改めて、自分のステータスを見る。


数値が低い、弱い、これから生きていけるのか不安だなぁ、


と落ち込んでいると


ガチャ


「入るぞ」


陸が部屋の中に入ってきた。


「おい!せめてノックくらいしろよ」


「別にいいだろそんぐらい」


「そんぐらいって、…はぁ、それで何の用だ?」


「おう。とりあえず、今ステータス出しているみたいだから見せろ。それと、これからどうするか…だな」


「これから…か、しばらくは、このまま城の中で生活していくしかないだろう。仮に、城の外に出てもお金がないから、生きてはいけないだろうし」


「はぁ〜、金かぁ〜、そうだよな俺達、今無一文じゃん。どうにもならないか」


そう言って、陸は俺のステータスを見て、あまりの低さに笑いやがったので、拳で殴ったら、逆に俺にダメージが入って、更に笑われた。…ちくしょう。


その後、再び部屋に来たメイドに、食堂まで案内されて、そこで、桜と玲、2人と合流して一緒に夕食を食べて、それから部屋に戻って、寝た。



こうして、異世界生活1日目が終わった。




城の中のどこかの一室


「うまくいったわね」


「うむ。後は、この鑑定紙を近隣諸国と協会に見せれば、我が国への資金援助の名目で金が手に入る」


「必要なのは…勇者と最上級職の7人くらいね。後は、いらないから捨てましょう」


「そうしよう。ふひひ、これからも勇者達には、良い金づるになってもらおうか」

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