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野球と彼女  作者: 青獅子
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野球観戦サークル

話の関係上、実在のプロ野球選手が多数出てきますが悪しからず。

大学に入学した俺は野球観戦サークルに入部した。入部早々、新入生の歓迎を兼ねた野球観戦が開かれた。場所は東京ドーム、巨人広島戦。大学での講義を終えた俺は東京ドームに移動した。サークルの部長曰く、今日は新入生含め10人ほどが参加するらしい。そして、本来の俺はレフトのカープ応援席でカープを熱烈に応援するだろう。・・・しかし今回は一塁側。巨人ファンがいっぱいいる席。とても肩身が狭い。結局俺は周りを見渡すと巨人ファンばかりの席で赤い三塁側やレフトスタンドを見る羽目になった。




・・・で、試合は惨敗。野村が滅多打ち。週末もサークルで野球観戦するのでこの3連戦はずっと一塁側。レフトスタンドが恋しい。そして土曜日の試合。この日は20人くらいが参加。で、試合はカープの勝利。丸の3ランで先制し、そのままカープが逃げ切った。最後は中崎が1点リードを守る好リリーフ。そして日曜日。この日も20人くらいが参加した。


試合の方はドキドキハラハラの展開だった。5回に菊池がホームランを放ち追いつくと、7回、上原が登板。東京ドーム一塁側・ライトスタンドは大歓声に包まれた。カープは2アウト後、菊池が2打席連続でホームランを放ち勝ち越し!そして松山とエルドレッドにもタイムリーが出て3点を勝ち越す!それと同時に東京ドームの巨人ファンからは深い溜息が漏れた。巨人ファン、そして上原ファンの部長も嘆息している。・・・そして9回、3点リードの場面で中崎が登板。しかし満塁にしてしまい、しかも坂本の2点タイムリーで1点差になってしまった。当然東京ドーム、一塁側・ライトスタンドの巨人ファンのボルテージは最高潮。続く長野もフォアボールでまた満塁、一打逆転サヨナラ。しかもまだ1アウト。続く打者はゲレーロとマギー。どこを投げても打たれる気がする。カープファンの俺はもはや神に祈るしかなかった。そして、ゲレーロを打ち取り2アウト。そしてマギーの打球もファースト・堂林のミットの中に収まり試合終了。この日もカープ勝利。三塁側・レフトのカープファンは大歓声!そして、一塁側・ライトの巨人ファンからは溜息が聞こえた。周りの巨人ファンはみんな悔しそうな顔。正直気味がいい。




試合後、東京ドーム近くの飲食店で二次会を兼ねた夕食会が開かれた。巨人ファンの部長はヤケ酒。・・・というか、成人された先輩方はみんな酒を飲んでいた。色々な球団のファンの方がいるので、勝って酒を飲む先輩もいれば、負けて酒を飲む先輩もいる。そんな中、新入生にも関わらず、堂々と酒を飲み、タバコを吸う同級生もいた。後で聞いた話だが、その同級生は2浪したという。つまり20歳。まあ、そういうことだ。




夕食会が終わると、そのまま現地解散。俺は千駄ヶ谷(せんだがや)で降りる。さすがに千駄ヶ谷で降りるサークル仲間はいなかった。結局、駅を降りた俺はそのまま徒歩で下宿先である叔父さんのマンションに戻ることにした。

あと、書いている小説の内容が実際の試合のままですがご了承ください。

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