表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役?そんなものお断りします!  作者: Miiz
第3章 中等部
40/70

旅行の計画をたてましょう。


夏服に衣替えも終わりいよいよ夏になった。


「なぁ、沙耶花。今月の旅行ってどこ行きたい?オーストラリアにでも涼みにいくか~?」


聖が机につっぷしながら行った。



4月、5月、6月の旅行は二人とも多忙により近場の旅館などだった。どこからか情報を入手したのか、出発時には必ず穂乃果と慶がニコニコと笑いながら付いてきていた。聖としては、二人きりでのデートが叶わず諦めている聖であった。



「わたくし行きたいところがございますの。」


沙耶花がそう言うと聖が顔だけこちらに向けた。


「ここですわ。」



そうして沙耶花が聖にパソコンを向けた。


「ネズミーランド??いいけど・・いつ貸し切る?」


ケロッとスマホを出しどこかに連絡するのか聖がそう言った。



「貸し切りはいたしませんわ。こういうのは並び楽しむことも大切ですわ。」


沙耶花がそう言うと少しゲンナリとした表情を聖は漏らした。



沙耶花は聖の行く気を出させる為、最終手段としてとっておいたページを見せた。


「これは一般の方がしているみたいですが、こういう所に行くと男女ペアルックなんてものをするそうですわよ。周りから仲良くみられるらしいですわ。貸し切りで二人きりでするのは恥ずかしいですが周りに同じような人がいれば是非、こういうのもしてみたいです。」


沙耶花がそう言うとそのページを黙って最後までスクロールし聖は考え込んだ。



「よし、貸し切りはしない。ペアルックというやつで絶対いこう。ここに行くとして、ホテルはどうする?」


やる気になったのか意欲的に沙耶花の話を進める聖。



「どこかで情報入手してどーせ、穂乃果と慶も来るよな?」


聖がもう諦めたのか慶と穂乃果にグループLIMEにメッセージを送った。



聖{24.25でネズミ―ランド行くけどお前ら来る?


慶{うわー、めっちゃ面白そうな予感だけどその日は家の用事で京都だ~


穂{わたくしも行きたいですわ!!ですが…なぜよりによってわたくしはパリでコンクールなんですの!?


沙{では、次回の8月はみんなでどこか行きましょうね。ですので都合のある時間後日教えてください。



残念ながら慶、穂乃果は来れないらしく聖は思わぬ収穫によっしゃー!とやる気に満ち溢れるのであった。



「なぁ、ここのホテルはスイートが二つあるからここにするか。SPと泊まれば問題ないだろ。」



やる気に溢れた聖はさっさと泊まるホテルを決めかつそこがネズミ―のオフィシャルホテルであるがさっそく予約したのであった。その行動の速さに沙耶花はただ飽きれた様に笑うのであった。



「なぁ、沙耶花!何着たい!?どんな風にするか!?」


聖はわっくわくのようでネットで服を吟味するのであった。



「さすがに、家からは着ていけませんのでホテルで着替えることは可能でしょうか?」


沙耶花がそう言うと聖はどこかに電話をした。



「おっし、23日の日曜日からホテルおさえたから大丈夫だ。」


聖は当然のようにそう言った。やはり行動が速くて驚く沙耶花だった。





それから何やかんやと旅行の計画がたち決定した。


日曜の夕方ディナーを食べ。そのままホテルに泊まる。そして翌日の朝にネズミ―のキャラクターのペアルックでネズミ―ランドへ、次の日は普通の恰好のペアルックで行くことになった。はりきった聖と聖のスタイリストが決めた洋服だ。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ