表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役?そんなものお断りします!  作者: Miiz
第2章 初等部
22/70

爆買いしました。

そしていよいよ、隠し部屋のレイアウトだ!!

この部屋は趣味部屋にするつもりだ。

一応、私の使用人である椿にはこの事を教えたが誰にも言わないように念には念をおした。(以前、椿が廊下にある壺を割ったことを母に言うと脅したりなんかしてないよ。)


とりあえずこの部屋にはテレビにゲーム、パソコン、冷蔵庫、本棚とかかな〜?



私はシャキーン!とデビットカードを取り出した。貯まりに貯まっているお年玉を使う時がやってきたのだ!


お金持ちのお年玉や誕生日などのお祝いの金額が桁違いだ。だからひたすら通帳に貯まり続ける。

お小遣いとして父からお小遣いじゃない金額を貰い使いきれないのでそれも別の通帳の中だ。



そして今日は!待ちに待った隠し部屋用の買い出しに行く予定だ。父と母にウィーンであるクラシックのチケットをお礼として渡し今は海外にいる。兄は今日はバイオリンの後にそのまま友人のバースデーパーティーに行く。我ながら良い計画を立てた。



そして私はというと椿を連れて黒川の運転のもと大型ショッピングセンターに来た。ここには〇印やニ〇リ、電器ショップもある。


黒川にも一応、黙っててとお願いした。(決して、居眠りして迎えに来るのが遅くなって私が外で待ってた事を父に言おうとか言って脅してないよ!)



「お嬢様、よくこの様な場所を知っておられるのですね」


椿は私を見てそう言った。



「そうですわね、庶民の生活にすごく興味があって隠し部屋用で庶民の物を置きたいとパソコンルームで調べましたわ。」


私は久しぶりの風景で顔がニマニマしていただろう。


「お嬢様、どうやって隠し部屋まで運ぶんですか?」


黒川がふと疑問に思った事を問いただした。


「今日、運んでもらって、家にいる使用人たちには新しく新調した家具たちと言ったおくわ。そうね〜、それか何人かお願いしてお手伝いしてもらうかしら?」


私がそう言うと椿と黒川はシラーっと明後日の方向に目を向けた。



まず私は電器ショップにきた。ここでは50型のテレビ、ブルーレイレコーダー、冷蔵庫、電子レンジ、ケトルを買った。私の顔はニコニコし過ぎなんだろう、椿と黒川が私の笑顔を見て顔が引きつっていた。


私が電器ショップで選んでいる頃・・・・・・


「やっぱ、すげーなお嬢様ってポンポン何十万すんの買ってる。」


黒川はそう関心していた。


「あの笑顔、相当楽しみにしていたのでしょうね。」


椿は少し微笑みながら言った。


「で、お前は何をやらかしてるわけ?」


黒川はニヤリと椿を見た


「はて、何のことでしょう?」


二人は腹の探り合いを続けていたのだった。





さて!次は家具の準備!


ローテーブルのテレビ台にソファ、ガラス製の机、パソコン用、ローディスクに座椅子。ケトルや電子レンジを置くための棚、そして本棚。これで完璧だ。



そしてアップ〇社!ここではノートパソコンをゲットするべく参上した!持ち運びやすいノートパソコンをゲットして長く連れ回してしまった2人にもお礼としてプレゼントした。



そして最後にメインイベント!!


私はこれを楽しみにしていた!お菓子たち!

あ〜懐かしき、た〇のこの里!


私はそう言ってお菓子やカップ麺、インスタントコーヒーなど大量に購入した。



私はこれを12時までにやってのけた。

今からが本番だ、兄が帰ってくる19時までに何としてでも部屋に入れ込む!


店で大量購入したからだろう、大型トラックで運んでくれるらしい!ありがとう!



それからは慌ただしかった。

レイアウト通りに設置し兄の車ギリギリ入れ違いで終了した。

私も汗だくだったが椿、黒川、(少し弱みを知ってる)従業員みんなも汗だくで肩で息していた。



「ただいま、沙耶花、、大丈夫かい?」


私たちをみて少し驚いたように言った。


「え?えぇ、大丈夫ですわ。家に誰も居なく自由だったので追いかけっこしてただけですわ。」


私は疲れつつもニコッと笑って答えた。


「従業員たちの疲れ方とその汗じゃ少しじゃないよね」


ハンカチで私の汗を拭きながら鋭い質問をした。


「えぇ、数時間、本気で追いかけっこしてましたわ。楽しゅうございました。ね、皆さん。」


私がそう言うとみんなコクコクと頷いた。


「みんな沙耶花のワガママ付き合わせてごめんね、今日はもう休んでいいよ」


兄はそう言って従業員たちを下げさせた。


一応バレずに済んだからテヘペロとおちゃらけてみた。兄は少し驚いた顔をしたがお茶目だな沙耶花はと言って頭を撫でて自室へ戻っていった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ