私のクラスは賑やかになりそうです。
私は初等部の校舎へ来た。クラスは6クラス編成。私は1組と家に通知が来たので1組の教室に向かった。
「ごきげんよう、皆様。」
私がそう言って教室内に入ると見慣れた顔が3名キラキラした顔で私をみていた。若干ひとりは私の反応が面白いのか笑いを我慢している者がいた。
「紗耶花様ー!!お会いしとう「紗耶花ー!会いたかったぜー!!」ちび助!紗耶花様とわたくしの大事な再会の邪魔をしないでいただきたいですわ!!!」
穂乃果の会話を邪魔するかの如く聖が会話を被せてきた。そして2人のケンカが始まった。
「おはよう、紗耶花。どうやら、゛ぐうぜん”同じクラスになったみたいだね。嬉しいな~。これからも仲良くしてね。」
偶然という言葉を強調して慶は私に言った。絶対これは偶然ではない、この三人は親の力を最大限に使ったのだろう。この学園の学園長様、先生方、大変申し訳ありませんでした。と私は心の中で学園の先生方に謝罪をした。
「ホホホ……。偶然とはご冗談が過ぎますわ、慶様。お三人方がご両親にお願いしたのでわなくて?」
私がそう言うと慶はニヤリと笑った。
「何のことかな~?僕にはさっぱりわからないよ。」
そう言って今度は穂乃果と聖に仕掛けに行った。
ふと3人を見ると3人とも胸にルナの称号である月のバッジが付いていた。
「穂乃果様も聖様も慶様も胸に同じバッジ月のバッジを付けていらっしゃるのね。」
私がそう言うとみんな自分のお互いのを見た。
「このちび助と一緒というのは不毛ですが紗耶花様とお揃いと思うとすごく嬉しいですわ。」
一瞬、聖の方を向いて嫌そうな顔をしてそして穂乃果は言った。
「俺もこいつと一緒のなんて外したくて仕方ないけど紗耶花と慶と一緒だから付けてるんだ。」
「じゃあ、外しなさいよ。」 「お前が外せ」 「いやよ、ちび助が外しなさい!」 「いやだ!」
一度収まったと思っていたケンカが再び勃発した。私は、はーっとため息をついた。
「穂乃果様、聖様。ケンカを御止めになって。わたくし大切なお友達と同じクラスになれて嬉しいのです。ですがそのようにケンカなされるとわたくしとても悲しいですわ。」
私が瞳をウルウルさせて言うと2人は慌ててケンカを止めた。
「紗耶花、悪かった。だから泣かないでくれ!な?」
「申し訳ありません、紗耶花様!泣かないでくださいませ!」
2人は慌てて私に言った。
「でわ、今後あまりケンカをせず仲良くしてくださいますか?」
私がそう言うとお互いの顔を見てお互い嫌そうな顔を一瞬したが私に泣かれると困るのであろうコクコクと激しく頷いた。この手は使えるので今後も使わせてもらおう。
「お、俺たち、仲いいもんな!ケンカしても本当は仲良しだよな、穂乃果!」
そう言って聖は穂乃果に肩を組んだ
「そ、そうですわ!紗耶花様、安心してくださいませ。わたくしたちは仲良しですわ。!」
そう言って穂乃果も聖の肩を組みムリヤリな笑顔をつくっていた。
思わず笑いそうになるのを私はぐっと堪えたがその一連をみてクスクス笑っていられるのは一人しかいないだろう。
「もう我慢できない!アハハ!本当さいこう!やっぱりみんな同じクラスで正解だったよ。」
慶は一人おなかを抱えて笑った。
そんな私たちの初等部の生活はまだまだ始まったばかり。