気が付いた先には
はじめまして、作者のMiizです。お読みいただき誠にありがとうございます。この小説はわたくし自身、初の小説となります。作者は、お嬢様言葉や丁寧語など言葉遣いは知識がなく調べながら書いております。いたらない部分、違和感のある言葉遣いがあるかと思います。生暖かい目でお読みいただけると幸いです。
ここはどこだろう・・・・・・・・・?
確か私は残業で疲れて帰宅して家に帰ると鍵が空いてて知らない人いて叫ぼうと思ったら刺されて・・・・・・あ、死んだのか・・・・・・。
くそ、私の最期は殺人事件かよー。
さやかちゃーん、さやかちゃーん
知らない名前で呼ばれてる気がする
目が開けれそうだ・・・・・・・・・。
目を開けるとそこには巨人の女の人がのぞきこんでた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「ギャーーーーーーー!!!」
思わず私は叫んでしまった。
あれ?今の私の声おかしくない?
手を見るとそこには小さい手が見えた
まさか、前世の記憶を持って生まれ変わるとは・・・・・・
赤ちゃんだからだろうか涙腺も緩く
涙も止まらない。
「沙耶花ちゃーんお腹すいたのねー、よしよーし今からミルクあげますからね〜」
お母さんらしき人物が私を抱っこしあやしてくれた。
オムツが取れるまでの2年必死に羞恥心に耐えた抜いた私は素晴らしいと自分自身に賞賛を与えたい。
言語も発達し3才になり周囲にもだいぶ慣れてきた。
私は神宮寺紗耶花。プラチナブロンドの髪に白い肌、青い瞳。母親の血を強く遺伝している。そして母親の趣味で立て巻きロールヘアーにフリフリのドレス。
はっきり言えばこの家はドが付くほどのお金持ちみたいだ。
広すぎる家に控えている使用人。出てくる食材は前世では手が出ない高級食材ばかり、このような暮らしを続けている為、私の舌は超一流になりつつある。
「紗耶花さん、そろそろ習い事はじめないといけないわね。何かしたい事あるかしら?」
プラチナブロンドの髪を綺麗にセットして優雅に紅茶を飲んでいる彼女は神宮寺ロキシー(ジェシカ)。私の母親である。
私はふと考えた。きっと今の時期は学習において吸収力がすごいということ子供のうちに色々と習っておきたいと。
「はい、おかあさま。わたくしピアノに興味があります。」
それを期に私の習い事はピアノに始まりバレエ、バイオリン、茶道、華道、書道、英会話とありったけの習い事を詰められた。
ほぼ毎日、習い事があり。よくこの体で保てているなと感心している。
「紗耶花、習い事大変そうだね。だいじょうぶ?」
優しく声をかけてくれる同じプラチナブロンドの少年は私の唯一の癒しである兄の神宮寺真人(5才)である。
「おにいさま。正直に言いますとおにいさまとのお話する時間がへりかなしいです。」
しょぼんと少しうつむくと兄が頭を撫でてくれた。
「家にいる時、休みたいだろうなって思ってそっとしておいたけど今度から話しかけるね。でも疲れている時はいってね。」
ニッコリと笑い言ってくれたその言葉に私の疲れはいつの間にか彼方へと飛んで行った。
「ありがとうぞんじます。だいすきです!おにいさま!」
兄は私をギューっと抱きしめてくれた。
「ぼくも紗耶花が大好きだよ。だいじなだいじなぼくの妹」
これによって、以前より私たちのシスコン、ブラコン度は猛スピードで加速していった。