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異変
彼、夏樹は次の日もそのまた次の日も飽きずに毎日きた。そのたび何か考えていた様子だった。
「何を考えているの?」
と私は聞いてみると夏樹は真剣な顔をして私を見て
「おまえ、人間じゃないな」
私は驚きのあまり言葉を失った。
「え、なに?」
何か心配そうに聞いてきたので
「何今更なこと言ってるの」
「やっぱり、おまえ木の妖精?」
「まぁメルヘンチックにいいとそうだね」
なんか自分で妖精とか言うの恥ずかしい。
だが私はそんなつまらない話をするだけ結構私は楽しかった。いつも何も言わなかった時とは大違い。こうして夏樹がいろいろな表情を出してくれるのがなぜかドキドキした。
だがある日夏樹はこなかった。毎日のように来てくれていたのに。少し、いや結構寂しかった。何か胸騒ぎがしたので、屋敷があると思われる方へ歩いていった。




