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花のささやき  作者: 一松和葉
3/9

色づきだす心

「…………おい」

「えっ?」

いきなり話しかけられたので少しびっくりした。

「なんでついてくるんだよ」

なんでと言われましても

「出口知らない」

「はぁ⁈」

この人なんか私の木に来た時と全然違うんですけどー。だってあの時はすごく優しかったのに。

「そういや名前。聞いてなかったね」

なんか怒ってるんですけど

「夏樹。九条夏樹!」

なぜ怒ってるのかわからないけど

「へー」

「帰り道教えるから早く帰れっておい‼︎」

何言ってるかわかんないけど早く木に帰りたい。そうすればあの男の子に会える気がするから

「おまっ!そっちは!」

何か言いたそうだったが思いっきり無視をして走っていった。そこには桜ではなくあんずの木がポツンと生えていた。私の木。

「早く帰れよ。ここは俺の場所だ」

この人は何を言っているのだろうか。

「この木は私の木だよ」

そう言うと彼は少し驚いた様子だった。

「じゃあ、おまえが」

何を言っているか本当にわからない。

「よくわかんないけど送ってくれてありがとう」

そう言うと木の中に入っていった。そして彼は何を思ったのか

「おまえだったのか…」

そうボソッとつぶやいて私に寄りかかってきた。私はあぁこの人だ、と思ったのだった。

この時私の何かが動き出した。

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