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魔王 学校に行こうとする

 ・・・・そして春・・・・


「魔王様本当に行く気ですのぉ」

 ルナが心配そうに言っておる。


「ルナよ心配せんでもよい、なーに何とかなるだろう」

「マオサマ学校行くの?ワタシも行くね」

 クルリも付いて来ると言うのか。

 まあ良い、今までと何も変わらんと言う事ではないか。


「魔王、また城を抜け出すつもりだと、吾輩が許すとでも思っておるのか」

 しまった、アスタルテが来ておったか。

「パパ、マオサマを許してあげて、じゃないとワタシ泣くよ」

 クルリよそれ位でアスタルテを懐柔出来ればワシは苦労せんぞ。


「クルリが言うなら仕方ない、魔王よ娘を預ける、絶対に泣かすなよ」

 ウソだそれ位で懐柔出来るのか、さすがに娘の破壊力は最強だ。

 これで城を抜け出すのに障害はないと言う事だな。


「すまんがトトネテよ、またワシの代わりを頼むぞ」

「かしこまりました」

 慣れた物で、一瞬にして目の前にはもう一人のワシが立っておる。

 それにしても本当にうまい事化ける物だ。


 ではワシは力を封印せんとあの若い体は手に入らんからな、ルナ、ソールよまた頼むぞ。

「ハイですのぉ」「にゃ~」

 ただ今回は前と違い、この部屋だけでしか封印が解けないオプションは外す事にしておこう。

 もちろん本性を現す必要はないであろうし、もう帰れんようになるような事態は起こらんと思うが、万が一を考えておこう。


 すべての準備は整い、前とは違い今回はマオ=ウ=サマダとしての通行許可書を作っておいたので正門から堂々と学園に向かい旅立った。

 余談ではあるが出ようと言う所でサルトムントに出会い、再戦を求められたのを付け加えておこう(もちろん相手はしておらんぞ)(本当か?)。


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