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魔王 魔王との戦闘を開始する

「よく来たのう、ここからはワシ自ら相手をしよう、他の者もそれに異議はないであろうな」

 ニセ魔王は配下の者達を見渡し、『我も戦いたいぞ』と言う者がいない事を確認し(あの瞬殺を見せつけたのだ、よっぽど戦いに自信があるか戦闘バカでない限り手を上げる者はいないであろう)。

 いよいよワシとニセ魔王との対戦が準備万端となった。

 もちろんリコはこの勝負も賭けの対象としてオッズも出しておる、ちなみにその内容は・・・。


 ①魔王様が1分以内に勝利           2倍

 ②魔王様がそれ以上かかって勝利      5倍

 ③学生が勝利                 500倍

 ④引き分け・無効試合            100倍

   

 ほー、あの秒殺を見せてもワシに500倍を付けるか。

 なめられた物だ、良かろう今度は金貨500枚、有難く頂いてやろうではないか。

 なおニセ魔王は当り前であるがしっかりと①に賭けていた事は特記してやろう。


 さあすべての準備は整った、思う存分暴れてやろうではないか。

 忘れておったわけではないが、これは試合ではない、戦いであると言う事だ。

 つまりワシとニセ魔王が構えた瞬間に戦いが始まっていたと言う事だ、その一瞬のちょっとした油断でワシの体は大きく宙を舞い、奥の壁にぶち当たっていた。


 大丈夫、体は動くぞ、ダメージは少ない、ゆっくりと立ち上がりもう一度戦闘態勢を取り直す。

「面白い奴だ、ワシの一撃を食らっても立ち上がるとは、しかし残念だ、これで賭けは②が正解になってしまったではないか」

 ニセ魔王め、ワシとの戦闘より賭けを気にするか、良いだろう。

 そのような考えならワシ自ら答えを③にしてやろうではないか。


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