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二人だけの世界  作者: 境界線上の日々
第一章 プロローグ
8/8

PLAY.7

「おい、奴は何者なんだ?なぜ一人だけであの数の《ウルフ》をものともせずに戦えるんだ」

いま木々の向こう側には拳で《ウルフ》と戦う一人の若者がいた。何十匹といる《ウルフ》を奴はたった一人で、しかも地面に横たわっている女性を守りながら戦っている。

先程の問いに隣に立つ無表情の少女は答えた。

「あの者の戸籍は存在しておりませんでした。魔王様の命を狙う輩の仲間かもしれません。なのでいまここで仕留めてきましょうか?」

シャッと懐からナイフを華麗に取り出す。

首を横に降り、微笑む。

「まあ待て。あいつが死ぬか生きるか見て楽しもうではないか」

「かしこまりました。閣下がおっしゃる通りに」

そして何分間か経過した時に起こった。

突然若者の雰囲気が変わったのだ。

「……死ねよ、屑共がっ!!」

乱暴な言葉遣いになっただけではなく、格段に戦闘能力が上がった。いままで押されていた若者は一瞬にして押し返し、すぐに決着をつけた。

「……閣下、あの者は一体……」

無表情の少女が不思議そうにしかも表情を変えずに言ってくる。

その時だ。若者は力を使いきったのかその場で倒れ、動かなくなった。

「――奴を連れていくぞ」

「わかりました」

草木から出て近づいていく。その途中女性が倒れているのを見つけるが迷わず通り過ぎ、若者の側に立つ。

「気を失っているな。帰るぞ、アイ」

「はい」

無表情のアイという少女が若者を持ち、深い森の中へと姿を消した。




その後、何者かが女性を発見した。



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